伊勢神宮秋季神楽祭・金剛證寺
2015年9月23日、伊勢神宮(内宮)の秋季神楽祭と金剛證寺を訪ねた。昨年(三重:朝熊ヶ岳 2014年9月23日)は歩いたが、今回は自動車にて。
伊勢神宮(内宮)






自宅から1時間50分、丁度9時に到着した浦田の市営駐車場は既に混雑しており、五十鈴川の河原に誘導された。おはらい町を歩き、「招き猫まつり」のおかげ横町に立ち寄るが、まだ人出は少なく歩きやすい。
宇治橋を渡り、普段は立ち寄らない大山祇神社、風日祈宮に参詣し、正宮へ上がる。二拝二拍手。神苑に戻ると、既に神楽祭会場の正面第一列はカメラなどが陣取っている。隅っこながら第一列を確保して待つこと50分。午前の神楽祭の開始は11時から。この時期はまだ暑い。
演目は振鉾(えんぶ)、迦陵頻(かりょうびん)、陪臚(ばいろ)、長慶子(ちょうけいし)。三曲目は初見、四曲目は舞のない楽器だけによる演目。おおよそ40分で終了し、退場する楽師を見送った。伊勢志摩スカイラインを朝熊山へ向かう。
金剛證寺






仁王門前の駐車場に入った。仁王門の階段下には案内板があり、境内の古図が表示されている。旧参道(宇治岳道)の「おちんこ地蔵」に立ち寄ってから階段を登り境内へ。左に茶店、開山弘法大師像、蓮花庚申など、右の池には古図によれば「雨法宮」。虚空蔵菩薩を祀る本堂摩尼殿へ再度の階段を登る。
本堂左は求聞持堂で行き止まり。右折すると山側に朱塗りが新しい「明星堂」がある。堂前の朱い箱は賽銭箱かと思えば水音がした。泉の上に堂が建てられたのか。
そのまま北進すれば車道となり、朝熊ヶ岳山頂への道を見送って極楽門と出合う。奥の院の入口だ。おびただしい数の卒塔婆が並ぶ。墨書された設置年を見ると、判読できないものがあるが平成二十年が一番古いようだ。線香の香りの中を歩き、終点の地蔵堂まで行った。茶店があり、意外と明るい展望が開けている。
バス停へ行けば、土曜・日曜日は伊勢市と山上公苑を往復するバス便が残ることを知った。鳥羽行きは廃線だ。その山上公苑では、レストハウスは撤去されたが売店と小規模な食堂が残る。金剛證寺に比べると人が多く、遊歩道からは鳥羽・伊勢の展望が良かった。急ぎ足で歩いた青峰山は宿題として残した。またいずれ。