鈴鹿:御在所岳
体力維持登山。早い秋雨の合間の好天日に。山頂では植樹をしているが効果があるのか疑問に思ってしまう。
- 登山日
- 2026年9月12日土曜日
- ルート
- 裏道-御在所岳-武平峠-湯の山温泉
裏道
9月に入り、沖縄周辺に停滞した台風や秋雨前線により、時期的には幾らか早いように思われるが秋雨が続いている。8日には、名古屋で東海豪雨(2000年)以上の一時間雨量を記録した。四日市の強い雨は3時間程度だったが、一部の河川が危険水位を超えた。今日、一日だけは晴れそうなので体力維持のために御在所岳へ来た。
今日も「湯の山かもしか大橋」から出発する。時刻は5時52分。大橋の気温計は20℃だ。蒼滝大橋にはホツツジの白い花が咲いており、北側の銭波ヶ淵からの水音が大きい。橋上には少しの土砂があるが、裏道のコンクリート坂から流れ出たものらしく、坂にはこぶし大の石や砂、枯れ枝が幾らか落ちていた。




藤内小屋を通過して土石流の河原に出るとツバキの実が艶々している。2008年9月の西濃豪雨(中部地域づくり協会)による土石流で裏道登山道が荒れてから18年が経過した。土石流後に芽吹いた写真のツバキは樹髙2mほど。マツだと5mくらいに成長したものがある。
こんな時刻なので登山者は少ないが、時々、後方から現れては追い越して行く。青空は消えてしまい、霧のなかを休み休み歩いて山頂部の遊歩道(裏道九合目)に到着した。御在所岳
朝陽台(東山頂)の喫茶ひめつつじ跡では基礎工事が終わり、アルミの柱材が建てられている。近くのベンチは作業場と化していた。
ロープウエイの駅舎で気温計を見ると、たちまち22.3℃から21.6℃へ下ってしまう。三重県大気環境情報で70m程しか離れていない御在所観測局の観測気温を調べると、9:00は20.8℃、10:00が19.3℃。これらの数値をどの様に評価すれば良いのやら。
坂を下り始めると、8月22日にはシカに樹皮を剥がれて真っ赤だったサラサドウダンは落ち着いた色に変わっている。




自然学校前のベンチでコンビニおにぎりを食べた。捕虫網の貸し出しが終了したのでガラ空きだ。山頂部のアキアカネは少なくなった。世話になっている女医さんも、お子さんを連れて御在所岳へ来たのだとか。四日市市は大人、子ども各一人について交通費の助成があると聞いた。検索しても見つからなかったけれど。
三角点を経由し、足場が組まれた御嶽大権現で参拝後に戻ると、長者ヶ池のステンレス鳥居の南北で遊歩道沿いに新たなネットフェンスが設置されている。何れもネット上端に黄色いロープがある。


南側のものは遊歩道の東側にあり、「三重交通ホールディングス20周年記念 記念植樹 2026年9月7日」とある。囲いのなかでは地面が露出して苗木が見える。遊歩道西側には既存のネットフェンスがあるが、これは三重県のサイトにあるものか。令和3年10月9日に「鈴鹿山麓に自生する樹木の種から育てた地域性苗木の『ミズナラ』」とのことだが、こういうのは山麓ではなく、現場採取の種を使うのではないのかな。
写真の北側のものには「みえ森と緑の県民税」の看板がある。「YOUよっかいち」の記事では、8月23日の植樹体験イベントでミズナラ100本を植えたとのこと。
山頂の各所にある苗木の成長は良くないように思う。ここは狭い場所なので、ミズナラの苗木100本のうち1本が成長すれば良いのかも知れないが、ミズナラが根付いてドングリを落とすようになるだろうか。


武平峠への下山口から東の御在所ユースホステル跡へ向かった。使われていない遊歩道は左右から枝が伸び、周辺にシカの糞や樹皮を剥がされた木を見る。
終点近くに三角錐の樹形の木2本がある。葉は対生に見え、Googleレンズからは「メタセコイア」との回答だ。少々乱れているので互生のラクウショウかも知れないが、何れにせよ花や実の気配が全くない。役目を終えたとはいえ電線直下にあるので実生だろう。コノ木ナンノ木。
終点の御在所ユーズホステル跡も植樹されている。「三重交通グループ 御在所岳ボランティア活動 2014.09.14」の木札があるけれど、12年が経過した割には苗木が成長していない。何を植えたのか分からないが、ほとんど枯れたのだろう。隣ではネットフェンスのなかに植樹されたようだが、フェンスの一部が倒れており、シカが侵入したのか苗木は全滅している。このフェンスには設置者の表示が見当たらない。
峠道・鈴鹿スカイライン・湯の山温泉
ゆっくりと武平峠へ下りる。1030mのホツツジの花は終了。峠が近づくと蒸し暑い。今日もひたすらに鈴鹿スカイラインを中道の駐車場まで歩く。




時々見る左上は、Googleレンズによるとヤマハンノキの来年用の花芽らしい。ウリハダカエデには黄色い葉が混じり始めたが、今年は何故か実をほとんど見ない。
タムシバの実は変化なし。640mでホツツジが咲き始めているが、あまり薄紅色が混じっていない。秋の花は山上から麓へ開花が進むが、ホツツジの開花は微妙な感じがする。




中道の駐車場から温泉道路(県道)へ入るとモリゾーさんがぶら下がっている。まだ、褐変していない。そのまま車道を歩いて久し振りに長石へ行ってみるが変わりなし。
三嶽寺で不動明王に登山無事のお礼をして、色変わりした葉が増えてきたハナノキ(だと思っているもの)を見る。この木の紅葉は良くないが、今年はどうなるだろうか。湯守山があるので、紅葉の時期には15時前に日陰になってしまう。
ロープウェイ駅のモンベルルーム御在所店も変わりなし。ここは御在所岳のご当地Tシャツを販売しているが、男性が着用できるものは、赤いロープウェイとか、大きな白い鉄塔とかの絵で、まったく購入意欲が出ない。勿体ない。アカヤシオの花とか、藤内壁とか、地蔵岩とかをプリントした方が余程に良いと思う。
行程表
| 5:53 | 湯の山かもしか大橋北詰の駐車地、出発 |
| 6:13 | 鈴鹿スカイライン、裏道登山口 |
| 6:52 | 藤内小屋 |
| 8:44 | 国見峠(裏道八合目) |
| 9:10 | 遊歩道に出た(裏道九合目) |
| 10:09 | 三角点(10:09-10:19) |
| 10:30 | 御嶽大権現 |
| 10:57 | ユースホステル跡(10:57-11:07) |
| 11:14 | 遊歩道、峠道下山口 |
| 12:00 | 武平峠 |
| 12:10 | 鈴鹿スカイラインに出る |
| 13:20 | 中道駐車場 |
| 13:46 | 三嶽寺(13:46-13:53) |
| 14:28 | 湯の山かもしか大橋北詰の駐車地、到着 |
追記 2026.09.15:Google レンズで調べてみる
最近、Google レンズが avif 形式の画像を受け入れるようになったので、掲載した幾つかの写真を Google へドラッグ アンド ドロップして回答を調べたてみた。その結果、
- (01) 写真2 ホツツジ > ホツツジ
- (02) 写真3 ツバキ > ツバキ科植物の果実
- (03) 写真7 ママコナ > ハマウツボ科ママコナ属の植物
- (04) 写真8 御嶽大権現 > 御嶽大権現
- (05) 写真11 正体不明 > 霧に包まれた山道の脇に、電柱と常緑樹が見える風景
- (06) 写真12 正体不明 > メタセコイア
- (07) 写真13 正体不明 > ハンノキの仲間の雄花の蕾
- (08) 写真14 ウリハダカエデ > トウカエデの仲間
- (09) 写真15 タムシバ > コブシ
- (10) 写真16 ホツツジ > モクセイ科イボタノキ属の植物に似た白い小さな花…
- (11) 写真19 クマシデ > ホップ(または近縁のカラハナソウ)の毬花
- (12) 写真21 大石橋 > 和歌山県田辺市にある名勝奇絶峡の赤い橋と東屋付近
- (13) 写真22 ハナノキか > 赤く色づいた葉が混じるクスノキの枝葉
現在の認識と、Google レンズの回答を並べたが、正答率は1/3くらいかな。何が正答かは曖昧だけれど。(09)を間違えるのは仕方ない。繰り返すと回答は変化するが、「わかりません」という回答では無く、(12)の奇絶峡のように何かにこじつけるのはヤバイ感じがする。せめて(05)くらいの回答なら毒にはならないだろうに。
そんなことで、自己の認識も怪しければ、Google レンズの回答も怪しいという今日この頃です。
追記 2026.09.16:植樹について
遊歩道西側での植樹について、認定NPO法人「森林の風」のブログに「植樹イベント連続開催 in 御在所岳」(2024.09.29付け)を見つけた。
これによると、2024年9月初旬に、三重県農林水産部みどり共生推進課の主催で、「みえ森と緑の県民税」を活用した植樹体験が開催され、山頂にて採取した種によるミズナラの地域苗木100本が植樹されたとのこと。これは国定公園記念碑の南西側のネットフェンスのことらしい。
また、9月中旬には三重交通創業80周年記念として、遊歩道西側で80本の地域苗木(ミズナラ、ツツジ等)を植樹したようだ。令和6年9月19日のプレートがある場所だが、フェンスは既に撤去されていたように思う。
さらに、9月末には三十三銀行の植樹イベントで、「100個にもおよぶ地域苗木」が植樹されたとのこと。植樹場所は上記の三重交通の並びだろうか。三十三銀行は合併前の三重銀行時代から植樹をしているとのことで、ブログに掲載されたプレートの写真には不明瞭だが「平成23年(2011)より、(株)三十三銀行のご協力による環境保全活動として自生しているツツジ・ミズナラの植樹を実施」とある。
この植樹以前にも、本文の令和3年10月9日の件を含め、山頂の各所で植樹が行われている。植樹後は保護なしではシカの食害に耐えられないので、継続的な管理と、最終的には伊吹山のようなシカの間引きしかないだろうけれど。