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見性寺・伊藤酒造

概要

2013年2月9日、近鉄の酒蔵と史跡を訪ねるハイキング。「酒蔵みてある記」の伊藤酒造編。湯の山線・菰野駅を出発し、見性寺(三重県菰野町)から桜まで歩き、鈴鹿山麓の名水・智積養水、伊勢酒造を訪ねて桜駅(四日市市)まで。歩行距離約6kmの一般向けコースである。

見性寺

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近鉄・菰野駅で大人数のハイカーとともに地図をもらって出発。地図には588とスタンプがある。南西に歩き、立派な山門に驚きながら見性寺の境内に入る。真如山見性寺(臨済宗妙心寺派)は菰野藩主土方家の菩提寺とある。立派なはずだ。杉木立の石段を登れば土方家の墓所。山中には新四国88ヶ所が設定されているようだが先を急ぐ。

金渓川沿いに歩き、錦社橋を渡って宿野で国道477号線に出る。200m余りを東進して、サーティワン・アイスクリームで右へ入る。県道140号線を潜り、近鉄・湯の山線を渡って車道を歩く。三重橋を渡れば、道は自然と桜(智積町)へ入っていく。

智積養水

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コース設定に従い、智積養水沿いに西勝寺、椿岸神社と歩き、引き返すように民家の間を伊藤酒造へ向かう。

伊藤酒造

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到着した伊藤酒造は、既に長蛇の列。蔵のなかで発酵槽の醪(もろみ)を見学。そこで試飲・即売。出口で甘酒を振る舞うので並ぶ必要がある。しかし、これほどの大人数になると、酒蔵の見学と試飲・甘酒を分離した方が良くないかと、いらぬ心配をする。

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しかし、酒蔵見学は説得力がある。そこで試飲する酒の旨いこと。「鈿女」(うづめ)など生酒を2本買った。酒蔵を出ると行列は更に伸びている。北側には売店(火曜定休)があり、駐車場も充分なようだ。

年末から新酒の出荷が始まる。酒造りには微生物制御のために低温が必要とのこと。2月になれば雑菌が抑えられて酒も旨くなろう。特に加熱処理されない生酒は旨く、自宅に空き瓶が並ぶ。そんな酒蔵に甘酒など持ち込む者がいる。落とせばカビが発生するので、杜氏が持ち込まぬよう声をかけるが聞こえぬものか。いい年をして困った者達だ。

(作成 2013.02.11)