伊勢:朝熊ヶ岳
ジングウツツジの花を見るためにバスで金剛證寺へ登り、宇治岳道を下った。内宮、外宮を参拝し、遷宮の御木曳行事を見物する伊勢観光の1日になった。
- 登山日
- 2026年5月16日土曜日
- ルート
- 金剛證寺-呑海院(奥ノ院)-朝熊ヶ岳-宇治岳道-神宮会館
内宮
五十鈴川駅にて駆け足で7:14発のバスに飛び乗って内宮へ向かう。宇治橋を渡り、散水車が行き戻りする参道を正宮まで歩いて参拝した。
戻って宇治橋守護の饗土橋姫神社へ立ち寄る。この神社には瀬織津姫が祀られているのだとか。その右手の津長神社には石井神社(いわいじんじゃ)が同座する。石井神社は宇治岳道の登山口付近にあった神社だ。
時刻は8:00、おはらい町を歩いて浦田町へ向かえば何処も準備中だが、岩戸屋の食堂と赤福は既に営業している。浦田町のバス停から8:25発のバスに乗って伊勢志摩スカイライン経由で金剛證寺へ向かった。昔、この路線では間引き運転の被害にあったことがあるが、今日は定刻に土日祝日限定のバスが来た。
金剛證寺
金剛證寺の摩尼殿は9:00の開扉なので、少し時間待ちをして入場した。秘仏の虚空蔵菩薩は式年遷宮の翌年に開帳されるとのこと。八年後だが、山を登られる元気が残っていることを期待しよう。参拝後、庚申、矢負い地蔵、仁王門、おちんこ地蔵、雨宝堂を歩く。
立ち並ぶ塔婆に圧倒されながら「奥ノ院」と案内がある呑海院へ行くが、今日の展望は霞んでおり残念だ。門前から墓地境界の細道を登る。直ぐに雑木林になり、放置されているような石段道を登れば見覚えがある車道に出た。この呑海院からの道は呑海院の茶店を準備中の人に教えてもらったものだ。
朝熊ヶ岳へ登り、朝熊峠から宇治岳道を下る。朝熊峠の標識には麓まで6.5kmとある。
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500
地図の大きさ:600×150 600×300 600×500 説明:地図表示について
赤線:経路、
:呑海院、
:この付近からジングウツツジ、
:廃車、
:神宮会館
宇治岳道のジングウツツジ
宇治岳道は何度か歩いているけれど、冬と、内宮の神楽祭の時期ばかりだ。ようやく、蛇紋岩地帯に咲くというジングウツツジを見物に来られた。
良く咲いている場所は、253m独標から廃車がある場所(標高150mm付近)まで。希少種なので探すのに苦労すると思っていたが、何の苦もなく各所で見ることができた。今年はどの花も早咲きだったが、ジングウツツジにちょうど良い時期に来たようだ。距離が長い宇治岳道だが退屈はしない。







枝先に赤紫色の花が3つ咲いている。葉も三枚で光沢がある。樹髙は背丈から4mくらいのものが多かったので、花へ接近して撮影できる機会がある。時期的にはツボミが多いもの、花が傷み始めているものと様々だった。
地質調査総合センターの「地質図Navi」によると、宇治岳道には東西に二つの蛇紋岩地帯(紫色)があり、今回のジングウツツジは西側の蛇紋岩地帯に相当する。では、金剛證寺を含む東側はどうなのか。今日は、390mで僅かにジングウツツジの花(2株)を見ただけだった。
神宮司庁の近くまで下りたところで、石井神社の旧社地へ立ち寄った。『伊勢参宮名所図絵』(国立国会図書館)に「岩井田山上にあり」と書かれ、「内宮宮中図其三」の左上には「岩やしろ」とある。遷宮の最初の祭事である山口祭が行われる場所だ。前回(2025.02.11)は立入禁止になっていたが、山口祭が終わったためか禁は解かれていた。
詳細は、ブログ『石神・磐座・磐境・奇岩・巨石と呼ばれるものの研究』の「『高水上命形石坐』について ~巖の社/岩やしろ/岩井神社旧跡/石井神社旧跡と呼ばれるもの~(三重県伊勢市)」にある。
神宮会館
おかげ横町を通り抜けると、正面の神宮会館でバラ園が開場していたので入園した。規模は大きくないが花は圧倒的。開園期間は5月中旬~6月上旬までとのこと。
外宮
外宮へバスで移動して参拝。そして、御木曳の見物に行ったが、陸曳の奉曳車を曳く列は動いては止まりで休憩時間が長い。ようやく北御門に入ったところを見届けて、入館の機会がなかった「せんぐう館」へ行く。バス利用で朝熊ヶ岳への登りをサボったので時間は充分にあった。
行程表
| 9:39 | 呑海院、出発 |
| 9:53 | 朝熊ヶ岳 |
| 10:07 | 朝熊峠 |
| 13:07 | 神宮会館 |