布引:錫杖ヶ岳
先週に続いて錫杖ヶ岳に登った。南側の下之垣内から25年振りの登山だ。ルートは途中まで林道跡を歩く東コースと、本法寺に登山口がある西コースがある。東コースから登り、西コースを下山した。
- 登山日
- 2023年12月9日土曜日
- ルート
- 錫杖湖ふれあい公園-下之垣内-東コース-錫杖ヶ岳-西コース-下之垣内-ふれあい公園
東コース
錫杖湖水荘の向かい側にある「ふれあい公園」の駐車場に自動車を置いた。現地までの道路状況は良いけれど、関方面からだと椋本付近の道が分かり難い。錫杖湖水荘の西側には二宮尊徳の石像があり、廃校になった河内小学校の創立百周年記念碑が置かれている。


交通量がない車道を下之垣内まで歩く。橋で対岸に渡り、右折して東へ歩くと東コースの登山口標識があった。
林道跡を歩き、標高280m付近の2番標識から山道になる。これ以降、よく整備された道が亀山市・津市の境界尾根まで続いた。1998年の登山メモを読んではみたが、ほとんど記憶に残っていない。


6番標識を通過し、植林に紅葉が現れると津市・亀山市の境界尾根になる。津側は植林、亀山側は雑木林で、枯れ葉が乗った嫌な急斜面を7番標識まで登る。以降、歩きやすくなり、小ピークを越えて境界尾根を登った。
9番標識では本法寺からの西コースが合流する。ここから見上げる急斜面を登り、山頂の南側を巻いて東屋経由で錫杖ヶ岳の山頂に達した。
錫杖ヶ岳山頂・西コース
今日は暖かくて展望は霞んでいる。鈴鹿南部の展望台を期待して望遠レンズを持参したが役に立たなくて残念だ。そんな写真を拡大して見ると、笠取山の周辺に風力発電装置が何基か写り込んでいる。
山頂や東屋では登山者が賑やかだが、とにかく狭く感じる。先週は西向きだった山名標識が東を向いている。


山頂から急下降して9番標識まで戻り、本法寺への西コースを下山した。植林の尾根をひたすら急下降する道で、整備されていた木製階段は杭を残して大方は壊れてしまったようだ。それもコンクリ階段で谷を右岸へ渡った4番標識付近からは緩やかな道になり、本法寺の東側に飛び出した。あとは車道を歩き、錫杖湖水荘での昼食は「津ぎょうざ入りダムカレー」となった。
登山ルートは東コース → 西コースが正解だった。それに、いま以上に足腰が怪しい爺さんになると、山頂直下の急下降は危なくて錫杖ヶ岳には登れなくなりそうだ。
下山後、西の落合集落にある成覚寺を訪ねた。本堂の裏手に平維盛の墓がある。那智沖で偽装入水した維盛が逃れてきたという。維盛の墓は各地にあるとのことだが、この河内渓谷は平家の落人伝説がありそうな場所ではある。
行程表
9:30 | 錫杖湖水荘前、ふれあい公園 |
9:44 | 東コース登山口 |
11:24 | 錫杖ヶ岳山頂(11:24-11:40) |
12:51 | 本法寺、西コース登山口 |
13:12 | ふれあい公園 |