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養老:養老山頂遊歩道

紅葉の養老公園からハイキングコース・養老山頂遊歩道を周回した。

登山日
2007年12月2日土曜日
ルート
養老公園-養老の滝-三方山-笹原峠-旧牧場-林道-養老公園

養老公園

写真1写真2

紅葉の養老公園へ向かう。このシーズンの紅葉もこれで最後だろうか。自動車から見る養老の山々が美しい。NHKラジオからはモーツアルト、こんな時刻に自動車を運転しているのは朝寝坊の報い。

10時前、養老公園の駐車場(300円)を出発する。既に観光客が多い。川沿いの道を歩けば土産物屋が建ち並び、香ばしい匂いが漂ってくる。青空に紅葉、渓谷には陽気な雰囲気が漂っている。(写真1)

「養老孝子伝説・源丞内の墓」などを横目に見て渓谷を奥へ進む。年配のカメラマンが多い。養老の滝を見上げ、薬師堂から階段を登る。滝上の駐車場(平日500円、休日は1000円也)、リフト乗り場を横に見てようやく登山口に到着。クサリを跨いで林道へ入る。ここには、「養老山頂遊歩道登山道入口」の標識がある。

養老山頂遊歩道

写真3写真4写真5

直ぐに左下へと道が分かれている。そちらへ行けば遊歩道を時計回り、直進すれば反時計回りとなる。左下への道に入って川を渡り、ジグザグの登山道を登る。一気に高度差250mを稼ぐので、なかなか辛い。

広くなった道はまさに遊歩道(写真2)。三方山(722m、写真3)からは東方に展望が広がるけれど雲が出てきた。石碑の表に1字、裏には3字(3尊)の梵字が刻まれているが、私には解りようもない。

笹原峠(写真4)からは、左へ小倉山、養老山への道が分岐するが、今日は寄り道せずに旧牧場(アセビ平)へ向かう。

冬枯れの尾根道は曇り空で寂しい。陽気な気分など吹き飛んでしまう。足下の石が赤い。チャートかな。岩の表面には地衣類などあって白っぽく見えるが、断面を見るとやはり赤い。尾根道には、リョウブの木が目立ったりする。

ススキが繁茂する旧牧場に降りれば、そこからは林道歩き。笙ヶ岳への山道も分岐するが、もう行く気にはなれない。弁当を忘れてきたし ...

紅葉の林道を行くと青空が戻ってきた。終点までの行程の1/3も歩けば植林が現れるが、ここには広葉樹が残っており色彩豊かで飽きることがない。道草をしながらゆっくりと下る。足下では、落ち葉に隠れてコケが蒴(写真5)を伸ばし、胞子をばらまこうとしている。

再び養老公園

写真6写真7
写真8写真9

神社を通り過ぎれば登山口は間近。樹間に土産物屋の屋根が見えてくる。滝上の駐車場は結構繁盛していた。

運動負荷が軽いのか、或いは先週の酒断ちが功を奏したのか、頭痛も疲労感もなく下山できた。更年期障害とか、メタボとか、何かあるに違いないと思う今日この頃だったりする。

往路を引き返して養老公園に降りた。午後の渓谷には老若男女、やはりここは観光地だと実感する。ひょうたんが並ぶ土産物屋を覗けば、柿ドリンクとか、柿エキス入りの発泡酒(柿ラガー)とかあって、微妙なところ。岐阜県産らしい。

紅葉はきれいだが、整ったカエデの葉を探せない。写真を撮ろうにも、枝先の葉は萎んでいる。駐車場を出れば、時刻が遅いにもかかわらず、いまだに列を作る自動車が500余り続く。これには驚いた。

行程表

9:45駐車場
10:10養老の滝
10:22登山口
11:22三方山(11:22 - 11:28)
11:36笹原峠
12:25旧牧場
14:14登山口
15:25駐車場
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.06.24)