養老:石津御嶽
前回、1月9日にリタイアした養老山地のルートを再び歩き、榑沢池経由で石津御嶽を往復した。暖かい日が続いたので、ずいぶんと積雪量も減っていた。
- 登山日
- 2006年1月22日日曜日
- ルート
- 片ヶ谷林道-榑沢池-石津御嶽-榑沢池-三角点「田代」-片ヶ谷林道
記録
いなべ市・市之原(トヨタ車体の北側)から2車線道を北へ行き、蓮花谷橋の東側、片ヶ谷林道の入口に自動車を置いた。
チェーンを跨いで林道に入る。雪がなくて楽に歩ける。596m標高点の手前から雪が多くなり、前回リタイアした三角点「田代」694.3mの北側では20センチ以上残っている。付近には「恋姫峠 白龍恋姫の舞」と書かれた絵札が下げられていた。

しばらく歩くとゲートがあり、深い靴跡が残されていた。ひとり、石津御嶽方面からこの三角点を往復したものらしい。標識に従って山道へ入り、植林帯を左へ下ると榑沢池の西側に降りた。多数の赤幡が風に揺れている。(写真1)

白幡には「榑沢龍王大神」、赤幡には「白鹿大権現」とあり、トタン小屋の前に2つの小祠があった。鳥居と参道は北側にある。雪で潰れないか気にかかる。(写真2)
ここから、古野裏山林道を東へ歩く。大きくカーブしたところで県境尾根に取り付いたが、あまり道らしくない。そのうち、右から良い道が上がってきて靴跡に再会した。しかし、雪が堅くて落とし穴のようだ。左に盤若谷の採石場や木曽三川が見え隠れするようになると石津御嶽の質素な建物が現れた。

ここから多度大社へ下りたいところだが、自動車があるので引き返した。多度駅から7時過ぎの美鹿行きバスに乗れば周回コースを組めるが、よほど気合いを入れないと自称・朝寝坊には無理というもの。青空が気持ち良し。(写真3)
途中、666m標高点の付近に「石津山頂上御嶽奥ノ院」と書かれた小祠があった。足元ばかり見ていたので、往路では気付かなかったらしい。
榑沢池へ戻った。雪面に覆われているためか、地形図の記載より広く感じられる。

山道を林道のゲートへ戻ると、「多度山系 最高所5分」と書かれた札を見つけた。三角点「田代」のことらしく、くだんの靴跡が続いている。行ってみると、雪が消えた三角点周辺には「恋姫山」の山銘板がいくつかあった。どこから来た名前なのか。風呂で使う腰掛けなど置いてあり、人間臭いところだった。(写真5)

三角点から南へ3分で、前回に来た鉄塔第17号に降りる。今日はあまり展望を得られない。伊吹山、霊仙山はもう雪雲のなか。強風に乗って雪が降り始めた。青空が隠れ、恐ろしいほどの風音を背にして帰り道を急いだ。
行程表
9:29 | 蓮花谷橋 |
10:57 | 林道・恋姫山の下 |
11:20 | 榑沢池(11:20 - 11:37) |
12:34 | 石津御嶽(12:34 - 12:50) |
14:10 | 榑沢池(14:10 - 14:21) |
14:50 | 恋姫山(14:50 - 14:57) |
16:04 | 蓮花谷橋 |
追記:2012年7月7日
「樽沢池」を「榑沢池」に訂正した。