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中央アルプス:木曽駒ヶ岳

休暇を取って今年初めての遠出をした。平日なら大丈夫だろうと紅葉の千畳敷・木曽駒ヶ岳へ向かったが、そこはロープウェイで行ける百名山のこと。なかなかの人出なり。

登山日
2005年10月12日水曜日
ルート
ロープウェイ千畳敷駅-木曽駒ヶ岳-千畳敷駅

駒ヶ岳ロープウェイ

駒ヶ根ICを出て右折する。一般車で入れる最奥の黒川平駐車場に自動車を置き、ロープウェイの「しらび平駅」行バスを待つ。(8:46)しかし、定期バスは満席になり座れない。臨時バスが出るらしいが、待つのは嫌なので立ったままで行く。ところが何年振りだろうか、乗り物酔いに祈るようにして30分を耐え抜く。

写真1

61人乗りのロープウェイも既に臨時運転。霧の中を10分足らず。9:30には千畳敷駅に着いていた。ガスが晴れ、稜線が姿を現わしていた。(写真1)

往路

千畳敷の散策路を離れ、稜線上の浄土乗越を目指して急勾配の八丁坂を登る。行き交う観光客・登山者は多く、皆苦しそう。振り返れば駅舎も随分遠くなった。(写真2)

写真2

稜線に出れば、そこが浄土乗越の平坦地。ここまでは観光客も多い。昨日、平年より10日遅れで富士山が初冠雪とのこと。その富士山も雲の上に見え隠れする。背後にある恐ろしげな宝剣岳(写真3)は見えないことにして、木曽駒ヶ岳の山頂へ向かった。山小屋2棟の脇を通り、まず登り着いたのが中間ピークの中岳だった。山頂は次のピークだ。

写真3写真4

山頂にて

花崗岩がゴロゴロしている道を登ると頂上直下で木曽側の展望が開けた。赤い山小屋の向こうに御嶽山。(写真4)報われた気分になる。広い山頂には登山者多し。座り込んでオニギリ1個。展望は良いが、乗鞍、槍・穂高くらいしか解からない。Tシャツでは寒いので1枚着たが、風が弱いのでそれで充分。今日、下界は暑かったとのこと。

復路

右に伊那前岳、中岳、宝剣岳の連なり(写真5)を見ながら馬ノ背へ道草する。ただし、濃ヶ池へ立ち寄る気力はもうない。途中から頂上山荘への道を引き返した。

写真5

頂上山荘からは中岳の巻道へ入った。最初は良い道だったが突然に道が消えた。探してみると左上の岩の中に道があるのだが、ペンキマークが薄く分かりにくい。後続も迷っていたので声をかける。この巻き道は木曽側に切れ落ちた岩の上を通過するので危ないには違いない。浄土乗越に戻り、伊那前岳の方へ歩いて空木岳方面を眺める。これにて本日はお仕舞い。(写真6)

写真6

ところが、千畳敷に帰ると整理券を発行しており、掲示板を見るとロープウェイは1時間待ちなり。ただ、対応は整然としており、しらび平からは直ちに臨時バスが出発した。あとはジグザグカーブの30分間に耐えるのみ。

行程表

9:45千畳敷駅・出発
10:37浄土乗越
11:47木曽駒ヶ岳・山頂(11:47-12:11)
13:33浄土乗越(13:33-14:22)
14:57千畳敷駅
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.07.14)