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三重:便石山・天狗倉山

雑誌「伊勢人」No142に天狗倉山(522m)の記事があった。天狗倉山から東のオチョボ岩まで地元の努力で整備されたという。これを機会に便石山(598.9m)とともに登った。

登山日
2005年2月6日日曜日
ルート
県総合庁舎北側-便石山-馬越峠-天狗倉山-オチョボ岩-馬越峠-熊野古道-北川橋-県総合庁舎北側

便石山

写真1写真2

国道42号線の尾鷲トンネルを抜けて頭上に送電線が現れると、国道の西側に階段が見えた。ここが登山口。新分県登山ガイド「三重県の山」に簡単に書かれていたものだ。

県総合庁舎でUターンして、登山口から100mほど北の路肩にある駐車スペースに自動車を置いた。

送電線の巡視路を登る。やがて背後に天狗倉山と尾鷲湾が現れた。背中にも目が欲しくなる。(写真1)

便石山南東面の伐採地を見下ろしながら登ると、大岩が点在する樹林帯に入り踏み跡が薄くなった。目印を拾って登ると山頂三角点に到着したが展望がない。標識に従って東の「象の背」へ行く。(写真2)

岩上は展望抜群だが危なくて落ち着かない。オニギリを食べてから、遊歩道を馬越峠へ向かった。

天狗倉山

写真3

遊歩道は鞍部から馬越峠を目指して登りに変わる。なんだか納得できない。到着した熊野古道・馬越峠にはハイカーが多かった。天狗倉山への道も同様だ。昨年の世界遺産登録「紀伊山地の霊場と参詣道」の効果なのだろう。吉野方面でもシーズンオフなのに客が多いと聞く。

30分で天狗倉山へ到着する。大展望の大岩から見る大台ヶ原は遠くに白い。(写真3)日出ヶ岳から望んだ銀色に輝く尾鷲湾を思い出す。

東のオチョボ岩へ向かうが、時刻が遅いためか人の気配がない。ただ、妙齢の美女2人とすれ違っただけ。プレート類がにぎやかな三角点(494m)から少し東へ降ったところにオチョボ岩があった。展望良し。

「伊勢人」では北斜面の林道へ降りて(水地越)馬越峠へ戻っているのだが、往路を引き返した。朝寝坊のツケである。馬越峠からは、ひたすら石畳の道を尾鷲側へ降る。道路維持には良いのだろうが、石畳の道は歩き良いものではない。墓地や民家のなかの細道を下り、北川橋で「左くまの道」の石標を見て自動車の回収に向かった。

覚え書き

四日市-(23号線、42号線経由)-尾鷲:142km、3時間余り。勢和多気IC-尾鷲:74km、約90分。

行程表

10:50登山口
12:27便石山(12:27-12:54)
13:53馬越峠(13:53-13:58)
14:26天狗倉山(14:26-14:36)
15:20オチョボ岩(15:20-15:32)
16:20馬越峠
17:17北川橋
17:32登山口
(作成 2008.12.26、改訂/書式等 2012.07.14)