1. 鈴鹿山脈/登山日記

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  3. 1999年10月30日

台高:大台ヶ原

ようやく大台ヶ原へ出かけることができた。快晴の東大台で素晴らしい1日を過ごした。

登山日
1999年10月30日日曜日
ルート
日出ヶ岳-正木ヶ原-大蛇嵓-シオカラ谷

記録

写真1写真2写真3写真4写真5

7時35分、大台ヶ原の駐車場に到着した。広い駐車場だが、既に7割程度の駐車状態だ。ハイカーたちが次々と出発していく。

大台荘の右手から樹林の中へ出発する。この付近は常緑樹が多い。コンクリートの階段道になると息が切れるが、先行するハイカー達を追い抜いていく。ハイカーの年齢層は幅広く、服装も街着、運動着、登山スタイルとさまざま。到着した日出ヶ岳の山頂から、木立越しに尾鷲湾が光って見える。これから歩く南方の道には、立ち枯れた木々に埋め尽くされた正木嶺が広がっていた。

正木嶺は歩道整備の工事中、ササのなかの仮設道を登る。下りになると青空を背景に、白い木肌を光らせるトウヒの立ち枯れが印象的だ。昨年の台風によるものか東斜面には倒木が目立つ。(写真1)再び緑の多い樹林に変わるが、シカの食害対策を施された樹木が見られる。正木ヶ原の標識付近から振り返ると、正木嶺は全山が立ち枯れで異様な姿だ。

尾鷲辻を過ぎて牛石ヶ原方面へ進むと、公園のように平坦で歩きやすい道に変わった。この付近から紅色を交えて紅葉はいっそう美しくなる。神武天皇像へ到着すると広々としたササ原になり、ハイカーがあちこちで座り込んで時間を過ごしている。青空には月がポッカリと浮かんで見えた。

牛石ヶ原から紅葉した木立の中の道へ入ると、直ぐに大蛇嵓の分岐がある。(写真2)大蛇嵓へは樹下の下り道で、狭くなった尾根の末端は岩が露出した展望台になっていた。(写真3)手すりがあるものの、傾斜があって少し危ない。カメラマンがあちこちに陣取っている。

先程の分岐に戻ってシオカラ谷への道を行く。シャクナゲの多い急な下り坂が続くが、足元は小石が多くて歩きにくい。やがて水音が聞こえ、ササが深くなるとシオカラ谷の吊り橋に出た。付近の紅葉が素晴らしい。多数のハイカーが川へ降りて昼食を取っている。私も適当な岩の上に陣取って昼食休憩、水面に浮かぶ落ち葉をあれこれ詮索しながら缶ビールを1本空けた。

吊り橋からの階段道はつらい。紅葉を眺めながらゆっくり登る。(写真4)下ってくるハイカーも多い。階段道が終わると、緩やかな常緑樹の林に変わり、右手上方に山の家を見ながら登ると駐車場(写真5)に飛び出した。ビジターセンターに立ち寄って、早めの出発をした。

行程表

7:52駐車場出発
8:24日出ヶ岳(休憩9分)
9:09正木ヶ原(休憩5分)
9:45牛石ヶ原(休憩9分)
10:05大蛇嵓(休憩12分)
11:12シオカラ谷(昼食休憩47分)
12:39駐車場到着
(改訂/書式等 2012.09.09)