1. 鈴鹿山脈/登山日記

  2. 山行記録
  3. 1999年4月11日

布引:霊山

田代池から往復したが、あっさりと登れてしまった。往路では小雨に降られたが、山頂では意外なほどの大展望にずいぶん時間を過ごしてしまった。新緑の心地よい山だった。

登山日
1999年4月11日日曜日
ルート
田代池-霊山-田代池

記録

名阪国道の下柘植インターを降りて2車線道を南へ走る。伊賀町のスポーツセンター前を通り、東に霊山を見ながら広い畑地を走ると、交差点に野外活動センターの小さい看板があった。左折して舗装道を行く。野外活動センターが近づくと道幅が狭くなったが問題なし。大阪市立青少年野外活動センターと書かれたゲート前、田代池の畔に駐車した。数台分の駐車スペースあり。

写真1写真2 霊山山頂写真3 霊山山頂にて

ゲートを抜けて砂利の車道を歩く。やがて左手に建物が現れ、その先に事務所があった。田代池畔の東海自然歩道が右手から合流してくる。

自然歩道の指導標に従って車道から左の山道へ入る。活動センターの建物群を過ぎると植林帯(写真1)に入る。小さな流れを跨ぎ、階段道を急登する。この植林帯を抜けるとベンチがあり、道は水平となるが、ゆっくりと右手の流れに下って行く。ササの中、小さな二俣の左俣を跨ぎ、右俣の右岸沿いに登る。ヒノキとアセビの道をひと登りすると峠に出た。ここにも指導標がある。(直進方向-霊山寺 1.8km、右-霊山 0.3km・柘植駅 6.2km、後方-田代池 2.0km)

右折して明るい道を登ると左にコンクりートの階段が上がっている。なんだろうと思ってその階段を登ると、五輪塔3基が現れて山頂(765.8m)に到着した。(写真2)

山頂は直径30m位のカルデラ状になっている。中央に半地下式の奥の院が、また外輪山の西側に一等三角点がある。北側の電波塔とその附属施設は背が低いのでそれほど邪魔にはならない。展望は西側がよい。足下から広がる展望は高度感があるが、雲が出ているのが残念。私にとっては見慣れぬ山域で、ただ眺めるばかり。(写真3)

単眼鏡を取り出して、明星ヶ岳と錫杖ヶ岳の間に開いた窓から伊勢湾方向を望む。四日市ドーム、名古屋の金山駅のビル、そして名古屋駅ツインタワーが明星ヶ岳の山頂に引っかかるようにして見えた。ここから見えるとは思わなかった。北には落葉樹越しに鈴鹿山脈の主峰たち。到着したときは曇っていた空も青空となり、単眼鏡をのぞいているうちに時間が過ぎていった。

行程表

10:46野外活動センターゲート前
10:56野外活動センター事務所前
11:37霊山山頂(11:37-12:49)
13:35ゲート前
(改訂/書式等 2012.07.14)