養老:養老山
養老の滝から三方山、笹原峠、小倉山を経由して養老山(859m)へ登り、往路を引き返して下山した。先週の寒波で本格的な積雪があり、登山道の積雪は30cm位。ほどほどの数の登山者が入っており、小倉山まではトレースが出来ていた。
- 登山日
- 1999年2月6日土曜日
- ルート
- 養老の滝-三方山-小倉山-養老山-小倉山-養老の滝
三方山・小倉山


近鉄・養老駅(岐阜県養老町)を出て、人の気配のない養老公園(写真1)を歩く。養老の滝に立ち寄り、その上の駐車場から雪の溶けたアスファルトの林道を歩く。直ぐ左手の地道の林道に入って堰堤へ降りる。深い雪のなかにトレースが対岸へ続いていた。
ここから苦しいジグザグ道を登る。積雪は30cm程度。ようやくベンチにたどり着いてひと休みした。
前方は、日当たりの良いなだらかな道に変わり積雪も少ない。振り返ると濃尾平野の一部が望まれる。しかし、植林帯に入ると勾配が増して雪に足をとられる。ようやくT字路に着き、左上の三方山に立ち寄る。三方山は展望が広がる小さなピークである。
T字路へ引き返し、笹原峠を目指して歩く。後方から追い抜く登山者、前方から帰ってくる登山者、ずいぶんと人に出会うようになった。笹原峠(写真2)に着くと樹林を抜け出して頭上が開ける。思ったほどには雪がない。ワカンの単独行者が降りてきた。ここから小倉山への登りは露出した斜面だ。背後には一気に展望が広がる。強い風に吹かれながら山頂を目指して登る。
到着した山頂からは笙ヶ岳や木曽三川の流れる尾張平野を一望できる。少し曇っていたが名古屋駅のJRツインタワーや一宮市のタワーを確認できた、
養老山

小倉山から養老山(写真3)へはワカンで踏んだ跡があるのみ。尾根の鞍部では1m近い積雪があり、道標の頭だけが雪上に出ている。
途中の小ピークで林道に出合った。登山道を歩くが、雪が多いので途中から林道へ逃げた。ワカンの跡をたどり、林道を養老山山頂の南南西方向まで歩いてから斜面に取り付く。ここから、わずかで山頂に飛び出した。立木に囲まれているが、北から西の山並みが望まれる。笙ヶ岳の後方には小倉山では見えなかった伊吹山が顔を出している。西方向の山並みも見えるが、どこの山だか良く解らない。後続の登山者がやってきたので山頂を出発した。
林道の雪面上には動物の足跡が多い。ウサギの足跡は意外と大きい。帰宅して足跡図鑑とにらめっこ。
行程表
9:15 | 近鉄養老駅 |
10:00 | 養老の滝 |
10:16 | 駐車場ゲート |
10:56 | 尾根上のベンチ |
11:30 | 三方山(休憩5分) |
11:48 | 笹原峠 |
12:07 | 小倉山(休憩9分) |
12:48 | 養老山頂(昼食休憩16分) |
13:07 | 出発、林道を歩く |
13:50 | 笹原峠 |
14:54 | 養老の滝 |
15:34 | 近鉄養老駅 |