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鈴鹿:御在所岳

本谷から中道のキレットへ登り、裏道を下山した。今年もアカヤシオの開花は早く、東山頂では既に開花しており、中道の開花前線は1110mにあった。

登りに使った本谷の道は不明瞭で一般の登山道としては利用不可だ。

登山日
2026年4月19日日曜日
ルート
本谷-中道-御在所岳-裏道

鈴鹿スカイライン

湯の山かもしか大橋の北詰にある鈴鹿スカイラインの駐車スペースに自動車を置いて出発した。大橋の気温計は13℃を表示しており、カーブの先ではサル三頭が逃げていく。

30分ほど歩いて到着した中道駐車場は満車。中道登山道の登山口には相変わらず通行止の障害物が置かれているが、傾いたオバレ岩の迂回ルートが自主開通しているようで、登山者は委細構わず中道へ入って行く。

本谷

また、本谷から中道のキレットへ登ることにする。解体工事が進捗しない御在所山の家から本谷へ入る。石ゴロゴロの本谷を歩き、崩壊している左岸上へ上がる。昔の道の入口が崩壊しており、昨年11月8日の取り付き点より下流側から登ってみるが危なっかしい。ロープが残置されているが、設置以降にも崩壊が進んだようで使い物にならない。

本谷から残っている道へ上がれば、直ぐに御在所ロープウエイの「線路点検道」の標識がある。

写真1 線路点検道の標識写真2 伐採地から

踏み跡を探して登ると左方向を指すペンキマークが薄く残っており、その先にカマ跡がある。カマ跡から左後方向にあった道も崩れているので、斜面を登って道を探す。良い道が残っているので歩くとカマ跡(ふたつ目)で終点になった。此所へは初めて来たような気がする。40mほど引き返すと、落ち葉が詰まった踏み跡が尾根を登っているので入る。細くなった道を登り、ロープウェイの索道下を通過すると右後方へ道が分岐する。直進は道が崩落しており通過できない。

右後方の道へ入って、曲がり角を左上へ登ると道が怪しくなって索道下の伐採地に出る。周辺にはアカヤシオが見えるが花の密度は低い。この道が荒れる前は、西に見える電柱からキレットを往来したが、伐採地はヤブ化しており行く気になれない。花崗岩が詰まった溝を登って伐採地を抜け、下草がない樹林に出て前回(鈴鹿:御在所岳 2025-11-08)と同様に東側の尾根を登り、P919の東側で中道に出た。

現在、この道は一般登山道としての利用は不可。線路点検道として使用されている気配には気付かなかったが大丈夫か。

中道

中道へ出たのでアカヤシオを見物しながら登る。アカヤシオは良く咲いているけれど、花の密度が低かったり、1株の特定部位にしか花が咲いていなかったりで絶好調ではない。どちらかといえば裏年だ。

写真3 アカヤシオ、キレットにて写真4 アカヤシオ、木梯子の上
写真5 アカヤシオ、中道七合目から
写真6 アカヤシオ、中道七合目過ぎ
写真7 タムシバ、中道七合目半

七合目から見上げる中道のアカヤシオはいまひとつ。七合目半では、まだタムシバの白い花が残っている。この付近の登山道ではササ枯れが進行中だ。

写真8 中道八合目過ぎのテラスから
写真9 アカヤシオ、テラスにて写真10 マンサク、テラスにて

アカヤシオの開花は八合目直下とその先のテラスまでだったので、開花前線は1110mほどの位置になる。やはり近年はアカヤシオの開花が早い。

御在所岳

東山頂(朝陽台)では、例年、早咲きするアカヤシオが既に開花しており、さすがに早過ぎるように思われる。連休まで一週間以上あるので、このままだと連休が始まった頃には散り始めるかも知れない。

写真11 アカヤシオ写真12
写真13 アカヤシオ
写真14 ヒメイチゲ写真15 タテヤマリンドウ
写真16 ザゼンソウ写真17 旧芭蕉池

旧芭蕉池へ行く。「芭蕉池」の看板を下ろしたとおり、ミズバショウはほぼ全滅だ。蛭ヶ野高原から移植されたものらしいが、気候が適合しなくなったのか、それともシカの食害によるものか。場外へ逃げ出したザゼンソウは今年も健在。幾つかのストーンサークル内にはカタクリか残っているが葉っぱだけ。連休には咲くかな。

写真17 望湖台から

三角点経由で望湖台へ行き、観光客の間を抜けて岩場から見下ろせば、北西尾根にはタムシバが咲いている。今年はタムシバが良く咲いた。イブネ方面にも白い花が見えるが何故か高い位置にはない。そして、アカヤシオらしい花色はない。

裏道

三角点からスキー場(旧国見コース)跡のガレ場沿いに国見峠へ下った。峠のオオカメノキはまだ白い花が開花する気配はない。

写真18 兎の耳写真19 藤内小屋

各所が整備されて歩きやすくなった裏道を下る。小学生の団体とか、この時刻でも登りの登山者が六合目くらいまで多かった。藤内小屋ではヤマザクラの花が残っている。ミツバツツジの花はあまり見なかった。

写真20 銭波ヶ淵

鈴鹿スカイラインへ下りる舗装路へは入らずに、堰堤の階段を下りる。この付近の裏道は足場が良くないが、久し振りに銭波ヶ淵を見に行った。この蒼い淵と下流の連瀑が「銭波ヶ淵」なのだろう。冬枯れの時期なら蒼滝大橋から北側に良く見えている。

蒼滝大橋の下からは下流側にもうひとつの青い淵が見え、少し距離を置いて蒼滝の落口がある。蒼滝へ階段道で下りたがミヤマカタバミの花は終わっており、登降に苦労するばかりだった。

写真21 ハナノキ

蒼滝不動から裏道の階段を下ると、寿亭の右に赤い木が見える。三嶽寺(三岳寺)にあるハナノキと思われる木だ。三嶽寺では大木を下から見上げることになるので、空が背景になって赤い色は良く分からないことがあるのだが。

湯の山温泉

三嶽寺へ行き、本堂前から緑を背景にして見ると赤い色が良く分かる。ハナノキは雄雌があるが、いまのところどちらなのか良く分からない。(資料には雌とあるが)

写真22 三嶽寺にて

来月には葉は緑色に変化する。昨年は紅葉を期待したが、充分に赤くなる前に落葉してしまった。立地的に鮮やかな紅葉は無理なのかもしれない。

サクラが終わった温泉ではシャガが咲き、大石橋や寿亭前に植えられた白いシャクナゲが満開だ。御在所ロープウェイの乗り場を経由して駐車地へ戻った。大橋の気温計は18℃を表示していた。

行程表

6:20湯の山かもしか大橋・北詰を出発
6:48中道駐車場
6:51御在所山の家跡
7:12本谷「線路点検道」標識
8:34中道に出る
10:12富士見岩
12:00三角点を出発
12:16国見峠
13:26藤内小屋(12:26-12:30)
14:43裏道一合目
15:00三嶽寺(15:00-15:07)
15:35駐車地に戻る
(作成 2026.04.21)