1. 鈴鹿山脈/登山日記
  2. 山行記録
  3. 2025年11月4日

鈴鹿:御在所岳

武平峠から御在所岳を往復した。紅葉は武平峠まで降りている。山頂では新設された展望テラスとブランコが利用できるようになっていた。前回に見たセンブリが見えない。

登山日
2025年11月4日火曜日
ルート
武平峠-御在所岳-武平峠

峠道

週末は自治会の行事で疲れた。山登りより疲労感があるのは人が相手であること故か。昨夕の天気予報は晴れだったので出かけたが、曇り空の一日になった。

9時過ぎに到着した武平トンネル東口の駐車場は南側がほぼ満車なので、ガラ空きの北側に自動車を置いた。ここから出発すると、菰野ICに近い緑橋南の信号交差点までエンジンブレーキのみで下れる。高騰したガソリン代が悩ましい。

写真1 武平峠付近から

武平峠からザレ場へ上がると伊勢湾側の展望がある。周辺の斜面は既に紅葉だ。峠道を登ると一緒になった爺さんが、あちこちの山のことを聞かせてくれるが、耳が遠いのでサッパリ解らない。汗だらけになる登山には高額な補聴器を持ち込めない。

今日の峠道で出合うのは何故か高齢者ばかり。通常ペースなのに他人様を追い抜いて登るなんて久し振りだ。

写真2 峠道1050m付近から

溝道を出て標高1050mくらいの岩場になると雨乞岳方面の展望があり、峠谷の紅葉が良い。降りてきたオバチャンたちが今日一番の紅葉だという。そうかも知れない。

前回(10月24日)に見たセンブリの花のその後を見ようと探して歩くが見当たらない。さらに上方でもまったく見当たらない。どうしたことか。

御在所岳

写真3 望湖台から

山頂三角点の西側にある望湖台から北西尾根や雨乞岳を眺める。こちらは、かなり葉が落ちており紅葉終盤の様相だ。北西方向にはびわ湖の姉川河口部や竹生島が良く見える。竹生島へは何時か行ってみたいものだ。

冬装束のロープウェイ客に囲まれて長袖Tシャツ一枚では変な爺さんの感じが強いので、早々に山シャツを着た。ちょっと寒いがヤッケまでは要らない。

写真4 ミズナラ
写真5 イワカガミ写真6 ドングリが見つからない

三角点からスキー場を降りてミズナラの下でドングリを探すが、シカに食われてカサばかりが残っている。さすがにクマに食われたのではなかろう。おそらくは。いまのところは。足下ではイワカガミがボケ咲きをしている。

ツキノワグマが人里に出てくる原因ついて何かと報道があるけれど、大量増殖したシカに食物を奪われて押し出されているという話があった。そうかも知れない。

写真7 山上ホテル跡から鎌ヶ岳
写真8 有料ブランコ写真9 遊歩道
写真10 遊歩道写真11 シロヤシオ

山上ホテル跡に設置された展望デッキではブランコが稼業している。週末でさえ閉鎖されていることが多いございしょ自然学校(カモシカセンター跡)が開いているので中へ入ると、ブランコの券売機が設置されていた。奥はスキー板置場になっており、営業用のモノばかりで自然学校らしい展示物は残っていない。この建物は公益法人の残余財産だと思っていたが違うのか。

展望デッキの横では、また工事が始まっている。係員の待機用に風除けの小屋を建てるのだろうか。寒くてやっていられないに違いない。

峠道を下る

写真10 遊歩道写真13 ドングリたくさん

御嶽大権現に参拝して峠道を下る。通行止フェンスがある平地のミズナラには相変わらずドングリがたくさん残っているが、この付近はシカが近寄らないのだろうか。ユースホステル跡の舗装路では多数を見たことがあるので不思議だ。このミズナラは不味いとか?

再度、センブリを探して歩くが、まったく見当たらない。11日前に咲いていた花の残骸さえ残っていないし、花束のように固まっていたツボミは跡形もない。とても苦い味らしいが、シカが食べたなら茎とか残りそうなものだ。地面が見えている場所があるので盗掘されたのか。登山道沿いのセンブリの花は全滅だった。

いわずもがな、ここは鈴鹿国定公園だ。薄汚い泥棒風情に立ち入って貰いたくはないものだ。

行程表

8:38武平トンネル東口の駐車場、出発
8:51武平峠
10:03御在所岳・望湖台、三角点(10:03-10:09)
11:14遊歩道、武平峠への下山口
12:01武平峠
12:11駐車場、到着
(作成 2025.11.05)