鈴鹿:御在所岳
体力維持登山。通行止の中道の代わりに一ノ谷新道を登った。山頂部ではタンナサワフタギのフワフワの白い花が良く咲いていた。
- 登山日
- 2025年6月22日日曜日
- ルート
- 一ノ谷新道-御在所岳-峠道
一ノ谷新道
ラジオからの楽曲は「眠れない夜と雨の日々は……」を繰り返し、江野では細かい雨に降られたが、中道駐車場に到着すれば大丈夫な雰囲気になっている。樹林の一ノ谷新道を登るのだし、山頂を見上げれば濃淡がある雲の向こうには青空がありそうだ。
出発時の6:00の中道駐車場には自動車5台、温泉道路側は4台くらいでガラ空き。清水の舞台みたいなことをやっている一ノ谷山荘前を通過して一ノ谷新道に入った。
この登山道は余り利用していなかったので、松茸岩とか、見晴台とか、アブミがある段差だとか、各所の記憶はあるけれど、他の登山道のように全体像が頭の中で整理できていない。まずは松茸岩。下りだと登山道の真ん中に鎮座する陽石で明瞭だが、登りだと岩の陰みたいな場所なので前回は気付きもしなかった。
ほどほどの勾配に木の根が這う斜面を登る。イワカガミの花の跡とか、ソヨゴだと思う花の跡だとか。常緑樹の落ち葉はもう滑らなくなった感じ。


尾根上の岩を固定ロープがある巻き道で左から登って尾根上に戻ると、右後方に「見晴台」の標識がある。承知はしていても、前回はこれも見逃した。岩の上からは恵比寿岩から東へ延びる北側の尾根がボンヤリと見えるだけ。今日も霧の中だ。
今度は右側から巻くと怪しくなったアブミがあるので岩の段差を何とか這い上る。肩関節は痛むし、この姿勢で一気に体を持ち上げられる体力はない。左の巻き道を行くと、鷹見岩から南下する尾根を横断する。この付近から少し雰囲気が変わる。ヤマツツジがまだ残っていた。
尾根の西側を北上し、鷹見岩で尾根上に登ると少し先で、ようやくヤマボウシとコアジサイを見た。この先、足場が悪いところはハシゴなどが整備されている。濡れたササの道にタンナサワフタギの白い花が現れ、ヤマツツジの残骸がある大黒岩への入口を右に見送ってカモシカセンター跡の広場に出た。出合った登山者は見晴台以降で下りてくる単独者2人だけだった。
御在所岳
ベンチの親父さんと世間話をすると、武平峠から登ってきた、84才とのこと。私にとっては先のことだが、それくらいまで登れると良いなぁ。運転免許の維持とか、交通費(バス運賃・近鉄湯の山駅~ロープウエイ 460円は高過ぎ)とか、健康に生きていられるか、とかあるけれど。








トンボが飛び始めた。長者池へ階段道を下ると、最初の頭上の木に赤っぽいひらひらがある。アオダモか。池には今年もモリアオガエの卵らしいものがぶら下がっている。
鈴鹿スカイライン
鈴鹿スカイラインへ下りると、まだウツギのツボミが残っている。周辺にはクマシデが鈴なり。ネジキの白い花は少しばかり。こんな日でも武平峠東側の駐車場はほぼ満車の大盛況だ。




下るに従ってノリウツギの白い花が咲き出す。霧で東山魁夷みたいに白い車道を歩いて駐車場へ帰ると、駐車率は9割ほどになっていた。三ツ口谷の入口から東へ歩くと北側に石垣があり、植栽されたのだろうサツキが残っているけれど、ここには何かあったかな。
湯の山かもしか大橋に自動車を置いて御在所ロープウエイへ立ち寄った。最後まで残っていた駅舎南東角のツバメの巣がない。撤去されたか。モンベルに入店するとプリントTシャツばかり。当面はジャスコのバーゲン品を継続ということで。
行程表
6:00 | 中道駐車場、出発 |
6:03 | 一ノ谷新道登山口 |
6:13 | 松茸岩 |
7:05 | 見晴台 |
7:38 | 鷹見岩標識 |
8:07 | カモシカセンター跡 |
9:17 | 遊歩道、武平峠への下山口 |
10:01 | 鈴鹿スカイラインに下りる |
11:08 | 中道駐車場、到着 |