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鈴鹿:国見岳・御在所岳

アカヤシオの花見登山。ヤシオ尾根では良く咲いており、両山共に山頂部北面での満開はこれからになる。

登山日
2025年4月30日水曜日
ルート
裏道-ヤシオ尾根-国見岳-御在所岳-峠道

裏道・腰越峠道

また朝寝坊をした。出発前に御在所岳山頂の気象を三重県大気環境情報で調べると、5時の気温は1.3℃、風速は14.8m/s ... 観測装置が故障したのかと思った。

蒼滝大橋東詰の駐車場を6:57に出発した。平日なので空きがあったのは幸運。快晴でやはり風がある。

写真1 五輪塔その2

裏道を歩いて人の気配がない藤内小屋から腰越峠の道へ入る。三嶽寺跡への徒渉点が近づくと五輪塔が二基、二基、四基とあるが、他にないかと西側へ廻るが見つからない。そのまま徘徊すると目印があるので何かと追えば嶽不動の道だったので引き返した。

三嶽寺の鐘撞堂跡の標識から尾根に乗るが、常緑樹の落ち葉がよく滑る。昨日は風速10m/sの風、今朝は更に強風なので、尚更に枯れ葉が落ちたのだろう。アカヤシオの花も落ちていなければ良いのだけれど。

ヤシオ尾根

朝明観光協会の標識に従い「県境尾根・青岳」へ向かう。ハライドからの道に合流するまでのアカヤシオは散り始め。1081mやヌタ場を通過した辺りから良い状態のアカヤシオに出合った。

写真2 アカヤシオ写真3 アカヤシオ
写真4 アカヤシオ写真5 アカヤシオ写真6 アカヤシオ、おしべの毛は目立たない

写真7 アカヤシオ

県境尾根に達するまで、一部にツボミを残したものがあるけれど、見頃のアカヤシオが続いた。風は肌寒いが、花の撮影を出来る程度には穏やかになっている。登山者が尾根道を西へ、東へ足早に通過する。ここでひと休みが良かろうに。

国見岳

県境尾根を国見岳へ登るがアカヤシオの花はいまひとつ。まだツボミが多くて七部咲とか、六部咲とか。

写真8 アカヤシオ写真9 アカヤシオ
写真10 タテヤマリンドウ写真11 アカヤシオ、県境尾根を見下ろす

山頂北面に落ちているツボミは今朝の強風による被害か。四月下旬の御在所岳山頂の最低気温は今朝の0.8℃だった。気温が氷点下になっていないので、山頂部が全体攻撃を受けることはなかったが、花弁が白変、褐変して破れるなど傷んだ花を散見する。

御在所岳

裏道から朝陽台の遊歩道に上がると、北面では四~七部咲くらい。一週間前にこの付近でアカヤシオが開花したけれど、意外と開花が進んでいない。

写真12 アカヤシオ、北面遊歩道写真13 アカヤシオ、朝陽台
写真14 アカヤシオ、朝陽台写真15 観測装置は機能しているみたい
写真16 一輪残ったバイカオウレン写真17 ヒメイチゲ
画像1 気温・風速の推移

今年のアカヤシオは咲き始めは遅れたが、その後の気温上昇で急速に開花した。早々に山頂部で開花してしまったが、この一週間は平年並みの気温に下がっており、おかげで花を楽しめる期間が延びたようだ。

アカヤシオの開花に関するデータは「アカヤシオ - 鈴鹿山脈・御在所岳周辺にて」に整理している。

写真18 アカヤシオ、南側遊歩道にて写真19  アカヤシオ、南側遊歩道にて
写真20 アカヤシオ、三角点周辺にて写真21 アカヤシオ、三角点周辺にて

花が少なめの南側遊歩道では八部咲くらい。三角点周辺では、まだツボミを多く残している。御嶽大権現の北西面でも咲き始めおり、いつもの様に目立ち始めた。

武平峠へ下れば、1010mの溝道入口の下にたくさん咲いており、あまり痛んだ様子がない。ササが濃い頃は見えにくかった場所だ。さすがに鎌ヶ岳まで行く元気はもうないので、今日はこれにてお仕舞いとした。

行程表

6:53蒼滝大橋東詰、出発
7:29藤内小屋
8:21三嶽寺跡
9:23ハライドからの道に合流
10:13県境尾根
10:48国見岳山頂
12:42御在所岳三角点
12:56遊歩道、武平峠下山口
13:46鈴鹿スカイラインに下りる
14:37蒼滝大橋東詰、到着
(作成 2025.05.01)