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  3. 2025年4月24日

鈴鹿:御在所岳

山頂部でアカヤシオの開花が始まった。中道の開花は富士見岩まで達したが、見頃のアカヤシオは七合目から八合目付近にある。どうやら表年らしい雰囲気だ。

登山日
2025年4月24日木曜日
ルート
中道-御在所岳-峠道

中道

6:16に中道駐車場を出発した。出発時の自動車は5台。少し風があって肌寒い。

写真1 キレット標識(六合目)のアカヤシオ写真2 六合五部、木梯子上のアカヤシオ

オバレ石付近までのアカヤシオは大方が終了。二日間の風雨で散ってしまったか。そして、五合目も、地蔵岩も、キレット(六合目)の西面も物足りない。五合目から見上げた御在所岳にアカヤシオの花は少なくて、既に右上の八合目付近でたくさん咲いている。5日前と比べると中間を飛ばして八合目まで行ってしまったような印象がある。

キレットを通過して木梯子を登ると正面には良く花を咲かせるアカヤシオがあるけれど、これも物足りない。隣のタムシバは二輪しか咲かなかったし。

写真3 七合目から見上げる中道写真4 七合目にて
写真5 七合目から

七合目から見上げる中道上部も少し物足りない。これから咲くのかも。天気は回復傾向にあって、鈴鹿山脈で堰き止められた雲は何時もなら国見峠から流れ込んでくるが、今日は腰越峠からこぼれ落ちた雲がハライドからコブ尾根に載っかっている。黄砂はないようで、遠方には御嶽山、乗鞍岳が雲海の上に見えている。

写真6 八合目から

八合目まで来るとハライドが見えるようになった。同高度の中道キレットよりはアカヤシオが咲いているように感じる。

写真7 テラスから八合目

連休前の平日なので登山者は少なく、テラスには誰もいない。これ以降のアカヤシオは開花直後のものばかりで花は少ない。中道の開花前線は富士見岩の直前にあり、富士見岩には二輪の花があるだけ。

暖かい日が続いてアカヤシオの開花は早くなっている。アカヤシオの開花前線の推移は「アカヤシオ - 鈴鹿山脈・御在所岳周辺にて」のとおりで、今年は急上昇している。

御在所岳

山頂部のアカヤシオは紅いツボミが多く、一部で咲き始めている。例年のとおり、朝陽台にある早咲きのアカヤシオばかりが絶好調だ。

写真8 朝陽台の早咲きのアカヤシオ写真9 アカヤシオ
写真10 釈迦ヶ岳と白山
写真11 ヒメイチゲ写真12 アカヤシオ
写真13 アカヤシオ写真14 タテヤマリンドウ

釈迦ヶ岳の上には白いまだら模様の白山や能郷白山が見える。三角点でコンビニおにぎりを食べて早々に武平峠へ下山した。

峠道

天指し岩(1080m)まで下りると正面に鎌ヶ岳が良く見え、赤ガレの下までアカヤシオが咲いている。

写真15 鎌ヶ岳のアカヤシオ写真16 アカヤシオ
写真17 アカヤシオ写真18 アカヤシオ

溝道が始まる1010m前後ではアカヤシオが良く咲いている。しかし、それ以降は武平峠直近のガレ場までアカヤシオを見ない。何故だろう。アカヤシオにとっては直射日光が厳し過ぎるのか。

鈴鹿スカラインを歩くと看板があり、連休開けから9月22日まで片側交互通行の予告がされている。どうやら2008年豪雨で大規模に崩壊した現場の下段が工事現場らしい。長期間の道路閉鎖を伴う工事が完了してから14年ほどでの再工事は納得できないところだ。業者にとっては御在所岳は宝の山か。

行程表

6:16中道駐車場、出発
8:53富士見岩
9:55遊歩道・武平峠下山口
10:31武平峠
10:38鈴鹿スカイラインに下りる
11:23中道登山口、到着
(作成 2025.04.25)