鈴鹿:鎌ヶ岳・御在所岳
長石谷から鎌ヶ岳へ登り、御在所岳を中道で下ってアカヤシオの様子を見た。
長石谷は花見の登山者が多いが花は痛み始めていた。アカヤシオの見頃は来週末からになりそうだ。
- 登山日
- 2025年4月19日土曜日
- ルート
- 長石谷-鎌ヶ岳-御在所岳-中道
鎌ヶ岳
六時前なのに満車になった中道駐車場を出て、西側にあるガラ空きの道路脇に自動車を置いた。車道を歩いて長石谷登山口へ向かうと前後に登山者グループがいる。人出ですね。長石谷は2018年に馬ノ背尾根から犬星ノ大滝へ下って以来のことになる。
三滝川を徒渉して長石谷左岸へ入る。幾つかの堰堤を左に見て通過すると広い川原に下りた。この先には水平な土の道があったと記憶しているが崩れたようだ。先行者を追って、木の根を掴んで足場が悪い土壁を攀じ登って迂回する。長石谷で危険と感じた場所は此所だけだが、長石谷を下降に使いたくない理由になる。
何度も右岸、左岸へと徒渉して登ると、多数の登山者がいる犬星ノ大滝の前に到着した。古い観光パンフレットを見ると長石谷に女夫滝と書かれたものがある。この大滝は二筋に見えなくもないので女夫滝=犬星ノ大滝だろうか。


終了間近のバイカオウレンを見て思案したが、アカヤシオの見頃には時間があるので谷を登ることにした。1995年以来のことだ。
若者達の姿は前方に見えなくなり、花の撮影をしていた人たちは遙か後方に置いてきた。イワウチワの花が見えなくなり、水流が消えて、岩ゴロゴロの斜面をひたすらに登る。前方のバアサン登山者とは離れ、後方のジイサン登山者が接近してくる。冬の間はサボっていたので因果応報というものか。岳峠で休憩して鎌ヶ岳山頂に達した。


長石谷の花は少し草臥れていた。メモのような写真なので、離れた位置から軽量な望遠ズームにて撮影した。マクロレンズとか重くてもう運べない。
御在所岳
鎌ヶ岳山頂の登山者は15人ほどだったが、次第に岳峠方面からの登山者で混雑するので早々に武平峠へ向かった。赤ガレを通過するとタテヤマリンドウがたくさん咲いている。
武平峠から御在所岳へ登るとアカヤシオが開花していた。以降、まだ花は少ないが、各所で開花したアカヤシオを見る。何故か溝道を出た1010mでは花が多めだが咲き始めには違いない。峠道の開花は此所までだった。


休み休み歩いて望湖台にて大休憩。今日は気温が高く、小さな虫が飛ぶようになった。朝陽台にある早咲きのアカヤシオはツボミの先端が紅くなっている。近くにある普通のアカヤシオにはツボミがたくさんだ。
中道
富士見岩からアカヤシオの様子を見ながら下山した。八合目のクサリ場まで、何かの行事なのか女性グループ4つとのすれ違いで渋滞に巻き込まれたけれど。
八合目テラスではツボミの先端が紅いが、八合目標識では紅くない。七合目(990m)から見る藤内壁方向には同高度の付近でアカヤシオが開花している。二日前の中道ではオバレ石(800m)までの開花だったのだが。
七合目から下ると、やはり973mで10輪ほど開花している。その下の木梯子(955m)ではアカヤシオ一輪、タムシバは二輪。何故かタムシバの花が少なすぎる。その後は花を見られず、キレット(910m)で開花していた。


立石への下山口でも開花。二日前はツボミだった五合目(850m)でも開花している。これ以降は裏年ではないが花は多くはない。随分と上方で早咲きのアカヤシオが開花したけれど、アカヤシオ本隊の開花は進んでいないような。そして、今年は三合目より下でミツバツツジの花が多かった。
アカヤシオの開花前線の推移(アカヤシオ - 鈴鹿山脈・御在所岳周辺にて)は急上昇になった。次の週末からはアカヤシオの本番だろうが、土曜日の予想最低気温が低めなのが気にかかる。予想値より下がりませんように。
行程表
6:02 | 中道登山口、出発 |
6:07 | 長石谷登山口 |
7:23 | 犬星ノ大瀧(7:23-7:31) |
8:43 | 岳峠 |
8:58 | 鎌ヶ岳(8:58-9:07) |
9:55 | 武平峠 |
11:02 | 御在所岳・遊歩道に出る |
11:22 | 御在所岳・望湖台 |
12:25 | 御在所岳・中道下山口 |
12:25 | 中道登山口、到着 |