鈴鹿:御在所岳
鈴鹿スカイラインが開通して登山者が増えた。アカヤシオの開花はもう直ぐだ。
- 登山日
- 2025年4月9日水曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-峠道
中道


湯の山かもしか大橋の北詰に自動車を置いて6:47に出発した。先週の金曜日(4月4日)の大橋では気温表示は6℃だったが今日は8℃だ。鈴鹿スカイラインを歩けば、先週は見られなかったミツバツツジとヤマザクラが咲き始めている。
今年は少し遅れたが、鈴鹿スカイラインは月曜日(4月7日)に開通している。中道駐車場には自動車15台、温泉道路側は1台だけ。

中道を登って650mのアカヤシオを見ると一株が開花直前だ。先週は僅かだったタムシバもこの高度まで良く咲いている。三合目の手前ではアカヤシオとミツバツツジのツボミが色付いている。


御在所ロープウエイの高架下を通過して見上げるタムシバも咲き始めた。花が多くなりそうな雰囲気がある。結局、五合目までタムシバの花を見られた。多数のツボミを長さ1cmを越えて膨らませているアカヤシオもこの付近までだ。
御在所ロープウエイは点検作業で運休している。今年で開業から66年が経過する。自力で御在所岳を登れなくなったらお世話になろう。
2018年に菰野町内で自動車が電柱にぶつかり、停電が発生してゴンドラが40分間の宙吊りになったと報道されている。山頂のロープウエイ博物館では停電時は山頂駅にあるエンジンで運転すると説明しているが、この事故時には電力供給の再開を待ったらしい。何処かの原子力発電所ではないが大丈夫かと思う。エンジンで代替運転が可能なら試運転もよろしく願いたい。
御在所岳山頂部




山頂・朝陽台にある早咲きのアカヤシオは既に多数のツボミを膨らませている。中腹のアカヤシオは開花が少し遅れたが、山頂部では遅れないかも知れない。今年は表年を期待しよう。アカヤシオの花を痛めるような寒波が来ませんように。
先週は氷り漬けになっていたマンサクも花が多数ある。バイカオウレンやタテヤマリンドウも咲き始めた。


国定公園記念碑から遊歩道の東屋へ下りると、見事な樹形をしていたシロヤシオ一対の片割れが根元から折れている。とても残念。
鈴鹿スカイライン・湯の山温泉
峠道を下りると、武平峠東口の駐車場に奈良交通の大型観光バスがいた。そんな人出は見なかったので鎌ヶ岳へ行ったのか。
三ツ口谷の堰堤へ下りるとタムシバがまばらに咲いている。アカヤシオはツボミがまだ赤くない。一時期、呆け老人の仕業なのかスイセンが咲いていたが見えない。
ほぼ満車の中道駐車場から温泉道路を下り、大石橋への階段道に入るとミヤマカタバミが咲き始めた。三鈴荘までくると日当たりの良いところでミツバツツジが満開だ。何れも先週は咲いていなかった。




恐る恐る入る三嶽寺ではハナノキの赤色が増した。裏道の蒼滝橋南詰ではミヤマカタバミが多数咲いているけれど、何故か皆横向きだ。
今日は何だか疲れた。自動車へ戻ってGPSを確認すると、今日の総上昇量は1040mになっている。望湖台までの標高差は810mくらいなので、ちょっと数字が怪しいと思う。
パラミタミュージアム
帰路、菰野町大羽根園のパラミタミュージアムに立ち寄った。北斎漫画の展覧会は面白かったが、施設の一部に小さな森があり仏像など置かれている。
既にホンシャクナゲは開花しており、開花したミツバツツジは新葉の展開を始めている。ヒカゲツツジが一株咲いており、枯れた木もあるようだ。もう少し名札を増やしてくれると嬉しい。
行程表
6:47 | 湯の山山かもしか大橋北詰、出発 |
7:20 | 中道駐車場 |
9:39 | 富士見岩 |
10:16 | 三角点 |
10:44 | 峠道下山口 |
11:23 | 武平峠 |
11:33 | 鈴鹿スカイラインに下りる |
12:26 | 中道駐車場 |
13:49 | 湯の山山かもしか大橋北詰、到着 |
2025.04.10 中道
翌日、雨が降り出す前に中道の三合目までアカヤシオを見に行った。


650mでは昨日のツボミが開花している。南側でも同様。三合目の坂の下まで行って見上げると花は四輪だろうか。今日のアカヤシオの開花前線は650m(アカヤシオ/鈴鹿山脈・御在所岳周辺にて)としよう。アカヤシオの季節が始まった。