鈴鹿:御在所岳・鎌ヶ岳
体力維持登山。平日の早朝に中道から御在所岳に登り、残暑のなか、まだまだ強烈な太陽光を浴びながら武平峠から鎌ヶ岳を往復した。
- 登山日
- 2024年9月18日水曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-武平峠-鎌ヶ岳-武平峠
中道
自宅を出発すると、西空へ移動した中秋の名月は雲に隠れてしまった。期待したようには晴れてくれない。蒼滝大橋周辺に駐車している自動車5台を見て、日の出の時刻に中道駐車場へ到着した。既に乗用車2台が駐車しており、一台には車中に人がいる様子。


5:41に駐車場を出発した。秋らしい虫の鳴き声を聞いて中道を登れば、あちらこちらにキノコがニョキニョキと生えている。見れば道端にキノコが置かれているが、お月様への供え物か。◯◯トキシンとか入っていそうで怖い。


五合目の手前では強いケモノ臭が残っていた。中道では珍しいような。その五合目の展望台からは晴れ上がった御在所岳の山頂部を見られたが、武平峠からは東向きに雲が流れ込んでくる。


相変わらずキノコがニョキニョキした中道を、クモの糸を引きずりながら歩く。ちょっと嫌だ。今日は誰も登っていないのだろうか。
七合目を通過したところで元気なおじさんに追い抜かれた。さらに続いてもう一人。二人も先行すれば、クモの巣の掃除を交替してもらえるに違いない。八合目で霧の中へ入り、景色が見えないままに山頂部の富士見岩に到着した。相変わらず所要時間は二時間半というところだ。
御在所岳


山頂部で出合った登山者は四人だけ。あと、ロープウェイの作業員がひとり。長者池の歩道整備らしい。
長者池のステンレス製鳥居の入口ではハゲたFRP製ロウソクが醜態をさらしている。調べると愛知県のロウソクの県議は現役だ。誰が設置したのか知らないけれど、設置当初はこの県議の信条なるものが小さな立て札に書かれていたと記憶している。
武平峠まで6人の登山者に出合って下りた。ハエたたきを持っている登山者はアブ対策とのこと。もう大型のアカウシアブは見なくなったけれど。
鎌ヶ岳
武平峠では良く晴れており、風が通るので涼しい。六月に見たホウノキのその後が気になるので、県境尾根を鎌ヶ岳まで往復することにした。


しかし、晴れてみると直射日光が強烈で暑いばかり。木陰に逃げ込んで休憩しながら山頂に達し、おにぎりを食べて引き返した。



往路に比べて帰路では太陽が西に移動したので、伊勢側にあるホウノキの撮影には都合が良い。今日は望遠ズームを持参し、撮影した画像から切り取った。
樹上に赤い果実が幾つか見える。黒くなって地面に落ちると、内部に赤い実が多数あって少しグロテスクに見える。普段は高い木の上にあるので、花や実は見えやしないが、このホウノキは尾根上から見やすい位置にあって観察には都合が良い。
鎌ヶ岳への往路で出合った登山者は18人、山頂には11人、復路では6人。御在所側より登山者は多いようだ。うち2人がトレラン。狭い登山道で突然に背後から直近を走られて危険と感じたことがある。耳が遠くなって足音が聞こえないので、危険なトレランを察知できなくなっている。
鈴鹿スカイラインを歩けば、川越火力発電所の桟橋にLNGタンカーが見えるが、大気に透明感がなくて知多市側は見えない。今日も四日市の最高気温は30℃越だろう。雨予想の週末は気温が下がるらしい。早く秋になって欲しい。
行程表
5:41 | 中道駐車場、出発 |
8:11 | 富士見岩 |
8:49 | 御在所岳三角点 |
9:10 | 峠道の遊歩道下山口 |
9:51 | 武平峠 |
11:19 | 鎌ヶ岳(11:19-11:31) |
12:25 | 武平峠 |
13:18 | 中道駐車場、到着 |