鈴鹿:御在所岳
体力維持登山。中道と裏道。七月下旬からアブが飛び回って鬱陶しい。
- 登山日
- 2024年8月3日土曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-裏道
記録
蒼滝大橋の東詰に自動車を置いて5時11分に出発した。5時30分に通過した中道駐車場の駐車率は三割。準備中の登山者が多い。温泉側は一台だけ。そして、見上げる御在所岳は中腹以下も雲の中で見えやしない。
今日も中道を登る。風はないが、立ち止まれば冷気を感じられる。そのためか霧で景色が見えない五合目や地蔵岩にも避暑してきたトンボがたくさん飛んでいる。

キレットまで来て見上げると山頂がボンヤリ見える。頭上が青空になり、霧が流れて濃淡が変化すると、前方の下方にブロッケン現象で虹色の円環が出来上がった。慌ててカメラを引っ張り出したが、良い場面には間に合わない。

霧が消えた後には今日一番の青空。背中には朝日の熱線を感じるが、キレットを通過して木陰に入れば問題なし。登れば木立の間に緩やかな東風が入って来るようになった。立ち止まれば涼しくて気持ち良いが、誘惑に負けては前に進まない。何時ものことではあるけれど。

七合目を通過すると、登山道の真ん中でコモノギクが咲いる。周辺を探せば、もう一株の花も見つけた。咲き始めはこんな時期でしたか。
富士見岩に達して朝陽台から坂道を下ると、スキー場では多数のツバメが飛んでいる。

そこへ南側からシカが順番に出てきて四頭が揃った。後ろには子鹿がおり、スキー場を横断して北谷の源流辺りの樹林へ入っていく。登山者の方を見てはいるが人に馴れてしまったのか、それとも安全距離だとの判断なのか、慌てる様子はない。
先へ歩けばソリ広場がフンだらけになっている。旧芭蕉園をねぐらにしたか。池があるので水場には困らないかも知れない。

遊歩道でトンボを見る。七月のトンボは直ぐに逃げてしまうが、八月になると接近を許してくれるようになると思っている。透明な羽根がキラキラとしてキレイだ。まあ、面構えの方はドロンジョ様の子分みたいだが。
冠峰詩碑が近づくとオニヤンマが飛んでいる。


遊歩道の20mくらいの範囲で低いところを何度も往復しており、歩行者がいても気にならない様子。狩りをしていると思うのだが虫はそれなりに飛んでいるので、「おにやんまくん」を着用しても効果はなさそうに思う。ピンボケを量産したが、足下に来たオニヤンマを撮影して切り出してみた。


三角点のベンチに赤トンボがいたので座らずに見ているとアブが来てにらみ合い状態になった。そこへ、別のアブが赤トンボの後方から襲撃したように見えた。ベンチにぶつかってコツンと音がしたので本気だろう。まったく鬱陶しい奴らだ。写真を拡大してネットで調べるとアカウシアブというらしい。


三角点から国見峠へ下ると、先週は赤かったオオカメノキの実が黒くなっている。最後の水場からウサギの耳の川原へ下りる所では、クサリ場の崖側に登山道整備の丸太が一部に置かれていた。崖からの滑落阻止を狙ってのことか。藤内小屋では小屋の人がハエたたきを振り回していた。
行程表
5:11 | 蒼滝大橋の東詰駐車場、出発 |
5:32 | 中道登山口 |
8:03 | 富士見岩 |
8:54 | 御在所岳三角点(8:54-8:57) |
9:16 | 国見峠 |
11:21 | 駐車場、到着 |