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  3. 2024年6月17日

鈴鹿:御在所岳・鎌ヶ岳

爺さんの体力維持登山。派手な花は少なくなり、地味な白っぽい花、小さな花が多くなった。御在所岳の中道を休み休み登り、武平峠から鎌ヶ岳を往復した。

登山日
2024年6月17日月曜日
ルート
中道-御在所岳-武平峠-鎌ヶ岳-武平峠

中道

平日のためか到着した中道駐車場に自動車はなし。出発時刻は5:48。半袖Tシャツでは肌寒い。誰も中道にいないかもと思って登山口へ向かうとオートバイが一台ある。爺さんの鈍足なので先客に出合うことはないだろう。

登り始めると一列に並んた白い花を見つけた。ネジキかな。次はコアジサイ。限界まで接近して撮影し、その写真から切り取ってみた。やはりマクロレンズが欲しいけれど、昨年から夏は軽量な20Lのザックを使用しており内容積(と体力)に余裕がない。

写真1 ネジキ写真2 コアジサイ
写真3 オバレ石写真4 御在所岳
写真5 立岩写真6 タツナミソウ

オバレ石を通過して見下ろすが、樹木の成長で下部が隠れるようになった。昭和初期と思われる絵葉書(Warp / 三重大学図書館)を見ると当時はスッポンポンだったが、現在は国定公園の第一種特別地域内なので樹木をむやみには切れない。

立岩で道草をして、今年も七合目で一塊のタツナミソウを見る。花が増えたかな。八合目過ぎのテラスで休憩していると若者二人組が通過、続いて親父さんが一人。今日の中道で出合ったのはこの三人だけ。

写真7 東方に輝き、豊田スタジアムかな

最後のハゲで固定ロープを登って東を見ると何かが輝いている。

河口部に近い木曽三川の向こう。名古屋港の飛島や金城ふ頭、八号地の埋め立て地が入り組んでいる辺りの上方。手前は四日市にあるホンダ(旧八千代工業)の工場だ。輝きの写真を拡大すると左右に長い。地図を調べると、どうやら豊田スタジアムが太陽光を反射しているらしい。

御在所岳

山頂部ではベニドウダン、サラサドウダンの花が残っている。

伊藤冠峰の詩碑から古い登山道へ入って三角点へ向かう。ササ枯れによるものか、以前より歩きやすくなった。邪魔だった柵は壊れたのか、それとも誰かに蹴り倒されたのか。広場へ飛び出すと山口誓子の歌碑の前。何時見ても不格好だね。

写真8 サラサドウダン写真9 ベニドウダン
写真10写真11 山口誓子の歌碑
写真12 長者池にて写真13 長者池にて

長者池ではモリアオガエルの卵がぶら下がり始めた。例年より少ないけれど、まだ高い枝にはないので本番はこれからかな。

鎌ヶ岳

武平峠に下りて鎌ヶ岳を往復することにした。体力の現状を把握しておきましょう。

写真14 赤ガレにて写真15 赤ガレにて

赤ガレに到着して背後の登山道を振り返る。新緑の木が東へ倒れており、登山道の下の崖が大きくエグられているような。ここが崩れると面倒くさそうだ。

山頂に近づくと虫が多くて鬱陶しい。山頂で皇大神宮の祠を参拝後、大型のハチにまとわり付かれた。急いで二段低いところへ逃走し、今日も立ったままでコンビニおにぎりを食べて早々に撤退した。

休憩している下山者に追い付けば頭上にヤマボウシ。話をしていると、往路でモクレンの様な大きな白い花を見たが場所は曖昧とのこと。

写真15 ヤマボウシ写真16 ヤマツツジ
写真17 ホウノキ

周辺を徘徊してから後を追えば地面に矢印がある。その方向を見れば離れてホウノキらしい花が一輪だけ残っていた。普段は登山者から高い位置にあるので見る機会が少ない。矢印をありがとう。

望遠レンズがあればと、頭のなかで堂々巡りをしながら鈴鹿スカイラインへ下りた。

写真18 ウツギ
写真19 ササユリ
写真20 ササユリ
写真21 ネジキ

鈴鹿スカイラインを歩いて駐車場へ戻ると、ヒザや股関節の疲労感が強い。最近は何処へ行ってもこんな感じだ。人生最後かもと思って購入した登山靴もツルツルなので交換時期に違いない。

行程表

5:48中道駐車場、出発
8:55富士見岩
9:42御在所岳三角点
11:00武平峠
12:17鎌ヶ岳(12:17-12:26)
13:25武平峠
14:36中道駐車場、到着
(作成 2024.06.19)