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鈴鹿:国見岳・御在所岳

ヤシオ尾根から国見岳、御在所岳を周回した。国見岳のヤシオ尾根、県境尾根でもシロヤシオの花をほとんど見なかった。

登山日
2024年5月25日土曜日
ルート
ロープウェイ駅-裏道-ヤシオ尾根-国見岳-御在所岳-ロープウェイ

国見岳

今日はシロヤシオの裏年を確認するためにヤシオ尾根に登ることになるので、さすがにやる気が出ない。朝寝坊をしてロープウェイ駅から出発した。

写真1 裏道・堰堤写真2 裏道・堰堤
写真3 裏道・堰堤写真4 裏道・堰堤

蒼滝大橋の下を通過し、渓流沿いに歩いて階段を登れば工事現場に飛び出した。2008年の土石流で埋まった堰堤は修繕されたようで、土砂がいくらか撤去されて水が青い。

看板には北谷川ダムメンテナンスほか工事として7月末の工期が表示されている。修繕箇所など説明されているのだが「淫流保全工」って何だろう。渓流の誤字かと思うが、ちょいと恥ずかしい。

写真5 藤内小屋、タニウツギ写真6 フジ

藤内小屋から北谷を横断するとフジの花が咲いていた。花房の先端はまだ若い。山麓では連休頃の開花だが、ここ標高665mでは3~4週間遅れての開花だ。

三嶽寺跡経由でヤシオ尾根に登るが、登山道にピンクひもの目印が目立つ。なんでもない登山道や標識の支柱、固定ロープにまで巻き付けられており、過剰で鬱陶しいゴミと感じられた。さすがに新緑のなかのピンクは強烈で景観を損なうと思うのだが、何も考えないのだろうか。「淫流保全工」みたいな仕業かな。

目印テープは上手に巻いてあると感心するのだが、これは自己満足だとしても暴力的に過ぎると思う。

写真7 キノコ岩写真8 青岳から県境尾根

腰越峠からの道に合流したがシロヤシオの花を見つけられない。そして、正午の国見岳山頂は多数の登山者で混雑していたが、見下ろす県境尾根には全くシロヤシオの花が見えない。昨年(鈴鹿:国見岳・御在所岳 2023-05-17)とは大違いだ。

写真9 国見岳山頂から県境尾根

結局、国見峠までの間、咲いているシロヤシオの花は1ヶ所、落ちている花も1ヶ所で見つけただけ。熱心に探してはいないけれど、散った様子もないので咲いていないのだろう。シャクナゲも県境尾根・ヤシオ尾根の分岐で僅かな花を見ただけだ。

御在所岳

写真10 御在所岳にて
写真11 シロヤシオ、坂道にて写真12 シロヤシオ

御在所岳では、御嶽大権現~朝陽台の間で、僅かに花があるものを含めて開花したシロヤシオを10株近く見つけた。最も花が多かったものは朝陽台へ登る坂道にあるシロヤシオだが物足りない咲き具合だ。

まったくの裏年だと思うが、御在所ロープウエイのサイト(Wayback Machine 2024.05.25)には「山上 シロヤシオ 見頃」とある。閲覧した範囲内では、金、土、日の三日間だけ「見頃」と表示したようで、月曜日には削除された。たとえ「見頃」と表示されていても、これでは……

写真13 ヤマツツジ

ベニドウダン、サラサドウダンは咲き始めている。これらも裏年だと思うが、シロヤシオほど少なくはなさそう。同じく咲き始めたヤマツツジはまずまず。二株しか見ていないけれど。

下山のロープウェイは改札付近まで待ち行列があったが、15分待ちで14時20分頃のゴンドラに乗車できた。

ただ、ゴンドラは強風で大きく揺れており、相乗りの乗客達は気にならないようだが、毎日新聞のフォトバンクにある御在所ロープエイの事故写真(1994年)を思い出してしまった。三重県大気環境情報によれば、14時の風速は9.9m/s、15時は12.1m/sが観測されている。たとえ運転していても、強風の日は考えものか……

行程表

8:17御在所ロープウエイ駐車場、出発
9:23藤内小屋
12:07国見岳山頂
12:50御在所岳三角点
(作成 2024.05.26、更新 2024.05.27)