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  3. 2024年4月29日

鈴鹿:御在所岳

ロープウェイで霧の御在所岳を往復した。アカヤシオの花は少ない。下山後、菰野富士北側でヤマツツジの、さらに鈴鹿市長沢町でシャクヤクの様子を見た。

登山日
2024年4月29日月曜日
ルート
ロープウェイ-御在所岳-ロープウェイ

御在所岳

昨日の日曜日は自治会の行事で足止めだった。これがなければ快晴の鈴鹿の山へ飛び出して行ったものを。小中学校の校長とか来賓の方々にも迷惑をかけている。なんで連休前半の日曜日に設定したのやら。

今日の御在所岳は昼過ぎから雨だろうし、登ってもアカヤシオの裏年を確認するだけなので気力が出なかったが、今期のアカヤシオの見納めと思い、ロープウェイで山頂を往復することにした。

写真1 御在所岳中腹写真2 キレット

9時20分に御在所ロープウエイに到着すると、駐車場の一階はほぼ満車だった。短い待ち行列に並び、ゴンドラ5台を見送って乗車する。

山腹には常緑樹の間に新緑が見られるようになった。若緑、浅緑、萌黄色、若芽色、若葉色。どんな言葉を使えば良いのやら。中道の登山者たちを見下ろして、五号塔を通過した辺りでゴンドラは霧の中へ入った。

写真3 アカヤシオ写真4 アカヤシオ
写真5 アカヤシオ写真6 小鳥二羽

山頂のアカヤシオはやはり花が少ない。稀に良く咲いているものがあるけれど、全体に花が少なかったり、一部の枝にしか花がないアカヤシオが大半だ。

霧でアカヤシオが見えないので朝陽台を徘徊していると小鳥二羽を見つけた。コガラだろうか。石垣に執着しているが穴があるのか。住居を探している新婚夫婦のように見えた。人通りもあり、ツバメのように人に近寄ってくる鳥ではないと思うので、立地条件は良くないはず。また、覗きに来よう。

山頂で30分を過ごして下山し、蒼滝橋を見に行くと立入禁止のままだ。アスファルトが朱く塗られたが、街路灯の配線がされていない。連休には開通だと思ったのだけれど。

菰野富士北側の園地

鈴鹿スカイラインを下りて、広い菰野富士駐車場に自動車を置いた。橋を渡り、東の園地に入ると標高250mくらいでツボミを残してタニウツギが咲いている。御在所岳山頂での開花は6月上旬くらいなので、標高差950m ÷ 6週間 = 160m/週。タニウツギの開花前線は毎週160mほどで斜面を上昇することになりそう。

この付近のヤマツツジは、早いものは4月中旬に開花しており、山頂での開花が5月下旬だから、やはり160m/週くらい。どちらもアカヤシオと同程度だ。

写真7 タニウツギ写真8 ヤマツツジ
写真9 ヤマツツジ写真10 ヤマツツジ

同じヤマツツジだと思うのだが、花の色が少し違う。右の色はあまり見たことがなく、周辺にもう一株を見つけただけだ。

長沢町のシャクヤク

東名阪・鈴鹿料金所の北側にある「長沢町のシャクヤク」まで来た。まだ、鈴鹿シャクヤクまつりの日程が公表されていないがどうなるのやら。SUZUKA産学官交流会という小難しい団体が係わっているらしい。

写真11 長沢町のシャクヤク
写真12 長沢町のシャクヤク

茶畑に囲まれてシャクヤクの栽培地がある。道路近くでは僅かに咲いているが、ほとんどは丸いツボミだ。昨年のまつりは13-14日だったので、少し早くても良いような。

シャクヤクは『神農本草経』にある薬草で「芍薬甘草湯」の原料なのだとか。こむら返り対策として「芍薬甘草湯」を一包持参しているが、これは小林製薬のコムレケアを使っている。足がつることはあるが、いまのところ服用を必要と感じる深刻な事態になったことはない。ただ、同社は紅麹の健康被害で信用を落としているので微妙なところ。使用期限が経過したらツムラの68に変更かも。

(作成 2024.04.30)