鈴鹿:御在所岳
中道のアカヤシオは開花前線が富士見岩に達した。もちろん、既に山頂部では開花している。とても早い開花だ。曇り空が残念だった。
- 登山日
- 2023年4月20日木曜日
- ルート
- 中道-御在所嶽-ロープウェイ
御在所岳
都合で正午過ぎに中道駐車場に到着した。駐車場は満車になったようだが、この時刻は4台分くらいの空きがあった。午後からの登山は控えているが、異常に開花が早いアカヤシオが気になるので様子を見に来た。
オバレ石まで中道のアカヤシオは散っている。地蔵岩までは傷んでいる。見上げる御在所岳東面にアカヤシオの花色が見える。たくさん咲いて裏年の様相ではないが物足りない。近年、アカヤシオの大開花を見ていない。


キレットはバランス感覚が信用できずにヘッピリ腰で下降する。復帰後四回目だが調子が戻らない。木梯子(950m)を登れば正面のアカヤシオは並の開花。逆張りをする年があるので、この上方のアカヤシオはむしろ期待が持てる。しかし、青空に逃げられて七合目から見上げる中道は色が冴えない。




鎖はしごがある曲がり角(1098m)のアカヤシオが良くない。南面にあり、毎年、早くツボミを膨らませるので寒波の被害を受けたか。その先では良く咲いている。三日前の開花前線は八合目付近だった。四日市の気温は平年値前後が続いたので、早咲きのアカヤシオの開花は停滞すると思ったが、おかまいなしに開花が進んでいる




岩棚を通過し、固定ロープの急斜面を登り、勾配が緩むと開花直後と思われるアカヤシオが散見されて富士見岩に飛び出した。富士見岩でも既に開花している。


山頂・朝陽台のアカヤシオは開花しているが全般には咲き始めの状態だ。写真は、8~9日の寒波により膨んだ枝先のツボミが被害を受けたアカヤシオ。該当するツボミは褐色になり開花していない。幾つかは地面に落ちていた。
ことしのアカヤシオは開花が大幅に早くなった。今後の気温次第だが、二週間後の連休後半には山頂部でも散って花見向きではないだろう。
今日も右ヒザの負担軽減のために御在所ロープウエイで下山した。登山が終了した感覚のなかで、ロープウェイ駅から中道駐車場までの標高差150m、45分ほどの行程はなかなかにつらい。16時30分頃の駐車場には自動車5台が残されていた。
行程表
12:08 | 中道駐車場、出発 |
14:54 | 富士見岩 |