鈴鹿:御在所岳
帯状疱疹で謹慎していたが、遅い梅雨明け後、ようやく御在所岳に登る機会を得た。
曇り空で涼しい朝の中道を登り、盛夏の陽射しがある裏道を下った。日曜日なれど、この暑さのためか登山者は少なかった。
- 登山日
- 2019年8月4日日曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-裏道
御在所岳
蒼滝大橋東詰に自動車を置き、5時26分に出発して中道登山口へ向かう。その中道の駐車場は駐車率3割くらい。
整備された中道を登る。地元財産区が了解すれば立木を整備用資材に使えるのだろう。風通しが良くなった所もあれば、登山道直近の立木が伐採された所もある。後者は登山道の崩壊を助長しそうなので賛成できないが、歩き良くなったことは嬉しい。それでも登山口からオバレ石まで50分。冷気を残した朝の登山道を登る。
地蔵岩で絶滅危惧種・山スカートに再会。何となく喜ばしい。八合目では空調服の親父さんを発見。仕事用を持参したとのこと。脱いでいないので、それなりに良いのかも。


富士見岩まで3時間4分を要した。土台の崩落後、放置されていた摩利支天像は定位置を確保した模様。御嶽神社脇の石像は上下の二つに割れ、うつ伏せに倒れたまま。赤い前掛けで地蔵扱いされていたが、御嶽教の神像なのだと思う。開封されたタイムカプセル施設は撤去済。入口天井に頭をぶつけて痛い思いをしたことがある。
営業開始のロープウェイ駅に入る。閑散とした土産物売り場で寒暖計を見つけた。1個は気温26℃と主張するが、残りは28℃と声を揃えている。売り場の室温であり、外気ではないのだが。





御嶽大権現まで歩く。アカトンボは少ない。長者池前で中道を探すヒトに出合う。大丈夫か。御嶽大権現は昭和39年に現在地に設立されたとのことだが、何故に御嶽山を遠望できない場所が選ばれたのか。奉賛会による「御在所岳御嶽大権現御造営」という冊子に趣意書などあるが手が届かない。


三角点から国見峠に下る。七合目附近から陽射しがあり、日陰がない土石流跡では少々辛い。藤内小屋には登山者の姿なし。ノンアルコールビールを買ってビーチパラソルの下へ逃げ込んだ。ベンチから伊勢平野を望むが、どこを見ているのか。爺さん、婆さんに追い越され、ニシキヘビやら、トカゲやら、元気一杯の連中を横目に自動車へ戻った。
「鈴鹿の山 花図鑑」を購入
湯の山かもしか大橋の北詰に自動車を置いてロープウェイ乗り場へ歩くと、大橋南詰の交差点を先頭に温泉道路側に自動車の行列がある。ロープウェイ駐車場の空き待ち行列だ。南詰交差点で待機させ、空車が出来た分だけ自動車を進入させている。
御在所ロープウエイの売店で「鈴鹿の山 花図鑑」を購入した。編集は「鈴鹿の山 花散策会」、発行は今村悦子。ずっしり重い自費出版、オールカラーの592ページ。サイズはB6、ソフトカバー。頒価2000円也。見本以外は丁寧に包装されている。15年前の「鈴鹿の山で見られる花」より厚みを増した。ISBNは記載なし。
ひまわり畑

菰野町内のひまわり畑に立ち寄った。畑内を歩けるが暑い。場所によっては折れたり倒れたり。この畑の後始末はどうするのやら。相当に手間がかかりそう。
クライミングパンツ
ワークマンの「AERO STRETCH クライミングパンツ」を購入した。1900円也。生地の伸縮性は良好だが、細身仕立てのためか空気が籠もる。ニッカボッカのように裾を上げて歩けば多少は改善するが、一日で陰金田虫になりそうだ。常用してきた大手スーパーのジョギングパンツ(ポリエステル、伸縮性皆無、ただし大きめを着用、2980円ほど)は耐切創性など期待できないペラペラだが、それほどにはムレない。価格の割には良いので、秋まで箪笥に仕舞うか。
なお、同じく「プリントクルーネック長袖Tシャツ」780円也は、お腹のラインが露見するピッタリTシャツ。着心地は悪くないが、ちょっと恥ずかしいかも。
本谷ルートの危険注意書

中道登山口にて新しい看板。「本谷ルートにおいて落石のおそれがありますので、入山を控えてください」とのこと。もう本谷を登る元気はないが、何かあったのか。
行程表
5:26 | 蒼滝大橋東詰駐車場 |
6:44 | 中道登山口 |
8:48 | 富士見岩 |
10:29 | 三角点 |
12:27 | 裏道・藤内小屋(12:27-12:46) |
13:22 | 駐車場 |