鈴鹿:御在所岳
曇り空の御在所岳に登る。台風5号による被害は中道、峠道には見当たらないが、湯の山温泉では翠明橋が落ちるなどした。下山後、菰野の地蔵盆に立ち寄る。
- 登山日
- 2017年8月24日木曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-峠道-湯の山温泉-蒼滝
足裏の皮を剥いてみる
朝、起き上がると左の足裏が痛む。親指根元の角質化した皮膚が横ズレし始めた為だ。悩んでいると女房様が男性用「ベビーフット」を買ってきた。サリチル酸などの薬液を浸潤させた靴下を1時間履くと、数日後に足裏の皮が剥けるという。
試してみると5日目で足裏全体の皮が剥け、角質化した部分も少し薄くなった。痛みが消えたので山歩きに復帰だ。
御在所岳

蒼滝大橋に自動車を置き、鈴鹿スカイラインを中道登山口へ歩く。割谷が荒れているが再度の崩壊か。ガードレールが撤去されている。8月7日の台風5号の後、鈴鹿スカイラインは一時閉鎖されたが、原因はこれだろうか。
中道の登山口駐車場は自動車4台。平日にしても少ない。中道を登る。曇り空で気温は低いが、風がなく湿度も高い。大汗で逆三角形の雨裂の溝道を登ると、出口の危なげだった大岩が見えない。何処へ行ったのか。




登山口からオバレ石まで所要時間40分。嫌になる程に遅い。時折、登山者が追い抜いていくが、ペースアップする元気はないのでポチポチ歩く。ようやく溝道から開放された八合目には新しい標識が出来ていた。三合目標識のような間違いが書かれていないので問題なし。テラスを通過して最後の鎖場に来ると、左手のササに切り開きが出来ている。この付近は表土が剥落する度にルートが左側に変更されてきた。
山頂までの所要時間は5割増し。運動強度が足りないと思いつつも、あまり呼吸数や脈拍の増加を意識しないまま登ってしまった。登山口から富士見岩までの間、登山者6人、下山者2人に出合った。
山頂部の観光客は少なめ。ロープウェイの駅舎には騒音がある。新聞報道された展望レストランの工事だ。来年7月の開業予定だが、岩盤の整形が大変な様子。




旧カモシカセンター前に注意書あり。裏道七合目標識の付近にハチの巣ありとのこと。裏道を下山する気力が萎えていたので、手っ取り早い峠道の下山に変更。こちらの登山道では登山者14人、下山者2人と出合った。
足腰に負担が少ない鈴鹿スカイラインの車道を歩く。皮膚が薄くなった足裏は違和感があるが、まだ痛くはない。温泉道路に入ると、長石谷登山道から若者2人が走り出て来た。足下を気にしている。ヤマビル様の歓迎会があったようだ。
湯の山温泉


渓流プールで水遊びする家族連れ程度しか人の気配がない温泉街を歩く。裏道一合目と御在所ロープウエイの駅舎間が台風後に通行止だったが、既に崩土は片付けられていた。一方、中之島公園の翠明橋が通行止。南側に廻ると、翠明館前で護岸が崩れて橋が崩落し、その上に倒木や物置小屋の一部が落ち込んでいる。バス停~駅舎間の良いルートだったので通行止は残念。翠明館前から少し西側へ迂回する必要がある。
蒼滝



裏道一合目から裏道の階段を登ると、倒木に地面を持ち去られて道幅15センチの場所がある。蒼滝不動から西に続く東海自然歩道の入口にあった立入禁止の標識(4月27日)はなくなった。
久し振りに蒼滝へ下りた。誰もいない。2008年の水害で崩壊した橋や遊歩道は放置されている。対岸では不動明王像が乗った岩が新たに崩れたようだ。虫が五月蠅いので早々に引き返して自動車を回収した。
菰野町役場・展望ロビー


暑いので菰野町図書館に逃げ込んだ。隣接する菰野町役場屋上の展望ロビーにも行ったが冷房がなくて暑い。即刻、熱中症になりそうだ。当然、誰もいない。藤原岳から野登山まで一望できるので、冬の午前中なら良いかも知れない。
菰野町・地蔵盆

菰野町東町商店街通りの地蔵盆に立ち寄った。駐車場の見当が付かないので、道の駅に自動車を置いて中菰野駅から一駅を移動した。いまや無人の菰野駅を出ると飾り物が導いてくれる。賑わっており、浴衣姿の女子中高生が可愛い。瑞龍寺の境内に入ると地蔵堂があるが、こちらは人の気配が薄い。まだ時刻が早いだろうか。
行程表
6:22 | 蒼滝大橋東詰の駐車場 |
6:41 | 中道登山口の駐車場 |
9:32 | 富士見岩 |
10:55 | 峠道下山口 |
11:39 | 武平峠 |
11:51 | 鈴鹿スカイラインに下りた |
14:05 | 駐車場で自動車を回収 |