鈴鹿:御在所岳
梅雨明けの朝、青空に惹かれて中道を登った。ヒザを痛めて以来、久し振りにロープウェイを利用しない登り下りとなった。
- 登山日
- 2016年7月18日月曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-武平峠道-鈴鹿スカイライン
中道


7時過ぎに中道駐車場に到着。残り三台分の駐車スペースに滑り込んだ。
鈴鹿スカイラインの法面工事は、看板の工期が8月22日に書き直されている。一ヶ月の延長らしい。三重県の入札情報を調べると「平成27年度防災安全・国 第17A-38分0002号 一般国道477号災害防除(法面)工事」として出て来た。落札額は7000万円余。傷跡のような不細工な斜面が出現している。
体力低下を実感しながら登り、立岩にて道草をする。その立岩から「ウサギの耳」を見下ろす。裏道を歩いて不審に思っていたが、ウサギの耳の右下に見える巨大転石の角度が変わっている。支持地盤が水流に削られ、後方へ転倒したものか。比較写真は2014年4月26日のもの。2008年の土石流以前からあった大岩だと思うが、まだ河原は安定していない様子だ。







立岩に遭難者の新しい墓標。自己中な行為が横行している。7合目標識の北谷展望台を通過して溝道に入る。ナツツバキの花が落ちているので頭上を見上げるが見つからない。そのうち平衡感覚が狂い気持ち悪くなった。果たして上を向いて歩けるものか。
溝道を出て岩稜帯に乗れば、こんな所にあったか8合目標識。ピンク色になったシモツケソウを見て山頂部にたどり着けば、鈴鹿スカイラインからの所要時間は3時間30分。体力低下と道草の結果だ。中道は登山者多数。家族連れも多かった。
御在所岳

東山頂から遊歩道を下ると1株のナツツバキが咲いている。アカトンボの数は昔日とは比べようもない。閉鎖された売店前のベンチは南に移されたが手洗いの悪臭が酷い。
遊歩道を歩けば、ウグイスに混じるのはオオルリのさえずりか。終了信号のように「チチ」と鳴き声が入るが、姿を見ることは出来なかった。疲れたので三角点はパス。
武平峠道


武平峠に下る道は心地良い風が吹くが、それも溝道に入るまで。戦前に切り開かれて80年程が経過する道だが、随分と掘り込まれたものだ。
溝道の出口に近づくと岩盤に砂が浮いて滑りやすくなる。承知はしていたが転んだ。ズボンの左尻が破れ、尻ポケットに入れていた財布の表面に傷がついた。財布がなければ怪我をしたかも知れない。手鏡でチェックするが出血はなし。念のためマキロンを振りかける。
武平峠道では単独行者5人程と行き違う。武平峠には1グループ。中道のような喧噪はない。
これ以上は転けないように平坦な鈴鹿スカイラインを歩く。一ノ谷山荘では「かきごうり」とか、何か営業しているらしい。階段を登れば御在所山の家でナツツバキが咲いているが、周辺は夏草の茂みに変わりそうだ。
行程表
7:16 | 中道登山口の駐車場を出発 |
10:46 | 富士見岩 |
12:12 | 武平峠道下山口 |
13:09 | 鈴鹿スカイラインへ下りた |