鈴鹿:御在所岳
7月以来、久し振りの山登り。中道と裏道の定番ル-トを歩いた。
- 登山日
- 2011年11月13日日曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-裏道
記録


11月1日、2年間余りの災害復旧工事が完了し、鈴鹿スカイラインの通行止が解除された。時刻は7時直前、御在所岳登山口への到着が少し遅れた。
蒼滝トンネル西口の駐車場は既に満車。旧料金所から戻ってくる自動車はないが、その手前で道路脇のスペースに駐車した。歩き始めるとパトカーが現れる。どうやら路上駐車の監視らしい。旧料金所では路面に駐車枠が白書きされ、行儀良く自動車が並んでいる。もちろん満車だ。
秋なのに展望台から見る伊勢湾は霞んでいる。昨日は久留部官衙遺跡講演会を聴講。四日市北部で、伊勢平野から丘陵が立ち上がる位置にある遺跡は、8世紀前半の駅跡とも、官衙跡(役所跡)ともいわれる。当時、伊勢平野は海面下、これらの丘陵までが海だった。海岸線が後退した原因は何だろう。伊勢市周辺の海岸では何故か製塩遺跡が見つかていないという。東北大震災以降、何かと気になることが出来きた。



青空を背景にして御在所岳は美しいが、上部の紅葉は終わっている。標高1000mの北谷展望台から見上げる中道の尾根は既に冬枯れの景色だ。夏季と寸分変わらぬ格好で登ってきたが、快適で心地よい。
富士見岩を過ぎると日向ぼっこの高齢者が一人。風陰は暖かいとあいさつを交わす。朝陽台では映画の撮影だとか。「グッドラック~恋結びの里」らしい。
やっぱりという感じで、アカモノのつぼみを見つけて三角点へ。スキー場から国見峠へ下りて裏道を下山した。



土石流で荒れた河原に下りると、砂地にコケやススキが見え始めた。藤内小屋が近付くと足下の岩間から勢い良く伏流水が流れ出ている。今後、この白々とした河原がどのように変化するのか楽しみではある。裏道の紅葉は藤内小屋付近が良好。これより下部は常緑樹が多いのでいまひとつだ。
スカイラインに下りると、またパトカーに出合った。少なくとも2台が出動しているようで、休日には恒常化していた非道い路上駐車は見られなかった。
行程表
7:01 | 中道登山口 |
8:48 | 富士見岩 |
9:28 | スキー場出発 |
11:15 | 鈴鹿スカイライン |