鈴鹿:御在所岳・国見岳
山へ入れぬうちに紅葉シーズンは終盤になり、御在所岳の紅葉は中腹まで終わってしまった。蒼滝遊歩道は通行できなくなった。
- 登山日
- 2010年11月20日土曜日
- ルート
- 蒼滝駐車場-中道-御在所岳-国見岳-国見尾根-裏道-蒼滝駐車場
記録


蒼滝駐車場に自動車を置いた。嵩上げされた真新しい堰堤が北谷を塞いでおり、壊滅状態だった蒼滝遊歩道は跡形もない。ここから蒼滝へ通行できなくなったので、時折現れる観光客は諦めて帰って行く。当然、駐車場はガラ空きだが、便所は清潔に維持されていた。この遊歩道は東海自然歩道でもあったが、どう措置するのだろうか。


事実上の迂回路である駐車場南側の階段を登って、ホテル「湯の本」前の歩道終点から蒼滝を覗き見る。褐色に汚れた蒼滝は、水量が少なくて迫力がない。紅葉の蒼滝不動、東海自然歩道、蒼滝トンネル西口、旧料金所と歩き、中道登山道に取り付いた。



見上げる御在所岳の紅葉は終わっている。それでも青空に誘われるのか、多数の登山者が中道を登る。山スカート姿の山ガールは妖しい(怪しい)というべきか。大量出没している。山頂スキー場から国見峠へ降り、国見岳へ散策に向かった。




国見岳・南峰のロックガーデンにて、「特別地域・鈴鹿県立公園」のコンクリート杭が転がっていることに気付く。ササの生え際が後退して傾き、転倒していたが、更に5mほど落ちてきた。ここから西へササ藪を横断すると、もうひとつロックガーデンがある。白砂に残るのは動物の足跡だけ。国見岳山頂(北峰)へ立ち寄って国見尾根を降った。


「界」の刻字に標識「境石の碑」が立てられた。緊急雇用によるものか、標識の整備が進んでいる。




藤内小屋まで降りると、ようやく紅葉と出会えた。小屋は屋根の補修工事中。裏道を降りて、ロープウェイ駅経由で駐車場へ戻った。温泉街の紅葉は良い頃合い。15時30分だが、まだ山頂へ向かうロープウェイ客が多数ある。蒼滝駐車場では木の伐採作業をしている。遊歩道はなくなったが、蒼滝駐車場は維持されるということか。
行程表
8:30 | 蒼滝駐車場 |
9:15 | 鈴鹿スカイライン中道登山口 |
10:55 | 富士見岩 |
11:25 | スキー場出発 |
12:46 | 国見岳(北峰) |
14:23 | 藤内小屋 |
15:00 | 鈴鹿スカイライン裏道登山口 |
15:31 | 駐車場 |