鈴鹿:御在所岳
梅雨入り直前の早朝、本格的な雨が降り出す前に中道~裏道を歩いた。
- 登山日
- 2010年6月13日日曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-裏道
記録


蒼滝大橋東詰に自動車を置き、4:32に出発。蒼滝トンネルを通り、中道登山口まで鈴鹿スカイラインを歩く。
割谷道の入口にあった「中道・裏道バイパス登山口」(菰野町観光協会)の標識がまた見当たらない。出したり引っ込めたり、不思議なことである。或いは遭難対策で無用の標識は撤去したものか。
新聞報道(毎日jp)によれば、今年の御在所岳では遭難事故7件、死亡者3人、負傷者4人。余りに多いので、関係者による「山岳遭難防止対策緊急会議」を開催したとのこと。
料金所跡には自動車10台、この時刻にしては多過ぎる。何故だろう。見上げる空は灰色で、御在所岳は雲の中だ。
中道を登る。日ノ出の時刻は過ぎたが登山口付近は薄暗い。足下で何か動いたが暗くて解らない。湿った東風が吹き付けるが、気温が低いので助かる。


朱色のヤマツツジの花を見る。今年、御在所岳の花木は裏年であり、ベニドウダン、サラサドウダンは極端に花数が少ないが、ヤマツツジは表裏の波が小さいかも知れない。
キレット手前で出会った下山者は、雨が降っているので引き返したとのこと。7合目標識がある展望台が近づくと、雨が降ってササ藪からバラバラと音がする。風の具合か、地形によるものか、以前もこの付近で局所的な雨に降られた。しかし、7合目から先の登山道はまだ濡れていない。


ただ白いばかりの登山道を歩き、山頂・朝陽台に到着するとサラサドウダンが風に揺れていた。御在所ロープウエイは明日から定期点検で運休だが、この風では今日の運転も怪しい。湿った風に、何もかもがジットリ濡れている。早々に下山しよう。




色違いでカラフルなイワカガミ、しゃがみ込んで眺める。朝陽台から藤内小屋までに出会った登山者は6組、31人。ヘルメット姿の19人の団体さんは何処へ行くのだろうか。小屋のベンチでイヌの頭を撫で、ご機嫌を伺った。
土石流対策の工事現場では、右岸側に土盛りなど出来た。工期は12月3日までとある。日向小屋はどうするのだろうか。
行程表
4:32 | 鈴鹿スカイライン・蒼滝大橋東詰 |
4:50 | 中道登山口 |
6:28 | 富士見岩(朝陽台) |
6:54 | スキー場 |
8:48 | 駐車地 |