鈴鹿:御在所岳
時刻が遅くなったので武平峠から往復。シロヤシオの花は少ない。
- 登山日
- 2008年5月18日日曜日
- ルート
- 峠道-御在所岳-峠道
記録

武平トンネルの東側に自動車を置いた。駐車場は平素の如く大賑わい。しかし、伊勢湾は怪しげな曇り空で、もう展望など期待できない。東風が吹き寄せて、山頂も雲に隠れている。正午、雨を心配しながら出発する。
武平峠の上に無線交信に励むオヤジさんがいた。アンテナに着けた風車が勢い良く回る。話し掛けようにも交信中で隙がない。行き違う長蛇の列は胸にワッペン。峠に待機する観光バスへ帰るものか。京都ナンバーが2台だったかな、いい加減な記憶しか残っていない。

トンネル状の溝道を出ると霧の中。足下にはイワカガミ、チゴユリ、タテヤマリンドウの順番で現れる。
山頂部の広場まで上がると、前方は通行止で迂回させられる仕組みになっている。ここで西側を覗くと白いものが見えたので斜面を下ってみる。あったのはチロリン村の廃墟。風雨に晒された廃材は人の情念など昇華して、無機質に変じたように見える。ひととき霧が晴れて御嶽神社が見えた。峠谷の源流から水音が聞こえる。
霧の遊歩道を歩いて三角点に到着する。風があり、半袖のTシャツでは寒い。朝陽台に向かえば、少し早いがシロヤシオが咲いていた。しかし、花数も、ツボミも少ない。アカヤシオと同様か。
先週、最後のアカヤシオを見に来られなかったのが残念でならない。花は散り、巻き込まれていた若葉が展開を始めている。




タテヤマリンドウは花を閉じてしまった。霧で暗いためか、意外と早い営業終了。私も下山する。少し雨が落ちてきた。ロープウエイは6月16日から7月3日まで点検整備のために運休とのこと。
行程表
11:58 | 鈴鹿スカイライン峠道登山口 |
13:09 | 遊歩道 |
15:23 | 遊歩道下山口 |
16:10 | 登山口 |
(作成 2008.05.20)(最終改訂/書式等 2012.03.16)