鈴鹿:御在所岳
秋本番、黄葉が中腹まで降りてきた。
- 登山日
- 2007年11月10日土曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-峠道-武平峠-鈴鹿スカイライン
記録
雨が止んだので御在所岳へ向かうと、めるへん堂の「私が山に登る理由」がラジオから流れた。御在所ロープウェイのイメージソングとか。初めて聞く。良い感じの曲調だが、なんだか大袈裟に過ぎる。道の駅・菰野には、御在所岳音頭、菰野富士小唄など置かれているが、聞くのが怖い。


駐車率50%足らずの鈴鹿スカイライン料金所跡に自動車を置けば、黄葉した弥一ヶ岳が目に入る。期待感が膨らむが、今日は青空どころか日差しもなさそう。この時期、料金所跡は満車になるハズだが、雨が降りそうな灰色の空では登山者も少ない。

Tシャツ姿で中道を登れば、たちまち大汗だが、空気が冷たくて気分は上々。やがて広がる展望に、この季節が巡ってきたことを嬉しく思う。黄葉は中腹まで降りている。向かいの長石尾根は、末端までシロモジの黄色に覆われているようだ。


キレットにて。日差しが在れば色も映えるだろうに。白いロープウェイの鉄塔がどうにも不細工だなぁ。

溝道から飛び出して、岩壁北面のクサリ場を通過する。この辺の黄葉はお仕舞い。木枯らしが吹けば、残った葉も散って冬枯れの景色に変わるだろう。
そして、山頂部は霧の中。されど、ロープウェイの観光客は多し。旧カモシカセンター前には、スノーマシン2台が引き出されていた。銘板には SYSTEM LINDE とある。これも低温技術の応用には違いないのだろう。


建物の中は観光客で満員。弁当を食べている人もいる。やはり外は寒いのか。無料休憩所に変わり果てたような異様な雰囲気だった。
霧で何も見えぬ三角点、落ち葉が水面に浮かぶ長者池を巡って、遊歩道を峠道の下山口へ向かう。盛夏と寸分違わぬTシャツ姿なれど、風がないので快適。久しぶりの山歩きで気分も最高。これで晴れていればと思うのは贅沢か。

やはり、峠道も上部の黄葉は終わった感じ。登山ウェアばかりが鮮やかだ。普段は気にも留めないが、結構危なっかしいところを歩いていることに気付いたりする。


武平峠に近づくと、今日一番の黄葉。向かいの鎌ヶ岳山頂は雲の中。峠から下山して、スカイラインを歩くことにした。


行程表
9:32 | 鈴鹿スカイライン料金所跡 |
11:27 | 富士見岩・到着 |
12:15 | 峠道下山口 |
12:52 | 武平峠 |
13:45 | 料金所跡 |