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御在所岳日記

久し振りに裏道から登った。紅葉は五合目くらいから。既に山頂部では終盤だった。平日だが好天で登山者が多かった。

登山日
2023年10月26日木曜日
ルート
裏道-御在所岳-ロープウェイ

裏道

遅くなったので御在所ロープウエイから出発した。8:50の券売所には20mの行列があるが、既にロープウェイはフル稼働しており行列は短くなっていく。少し風があって雲の動きが速い。寒そうなので裏道を歩くことにする。

写真1 上段の滝写真2 ダイモンジソウ

名鉄ハイキングの表示がある裏道一合目から登る。蒼滝大橋下を通過して川沿いに歩けば二段の小滝がある。この付近が銭波ヶ淵か。上段には丸い淵がある。下段の方へ行くとダイモンジソウが少しばかり咲いていた。

写真3写真4 よんの渡し

堰堤の階段を登ると名鉄ハイキングの矢印が裏道の方を向いている。工事道路には自衛隊の車両が1台だけ。久居駐屯地のレンジャーか。訓練をするなら、この季節が良いに違いない。「よんの渡し」は架け替えが完了。ありがたいことです。

写真5 兎の耳写真6 クサリ場

藤内小屋には登攀1組、一般が4組(5人)で平日にしては人が多め。兎の耳のクサリ場では自衛隊員が下降を待機しているが、登山者は構わずに突入していく。下りてきた隊員は6人。御在所岳で自衛隊員を見るのは15年前の土石流の復旧期以来のこと。その前は大黒岩での降下訓練か。(登山日記 2000-11-12

五合目を過ぎると藤内壁からの声がうるさい。藤内沢入口に隊員2人、一ノ壁に誰かいるがこれも訓練か。大声に感心する。

写真7 崩壊地迂回路

六合目の下から崩壊地迂回路や七合目までの登りがつらい。土石流の後に付け替えられた道だ。昔の裏道はこんなに疲れなかったと思う。名鉄ハイキングの表示がある国見峠から三角点へ向かった。

御在所岳

スキー場へ向かって登る。周辺には葉を落とした木がたくさん。崩壊地西側のササは低くなり何処でも自由に歩ける。しかし、振り返ると残ったササは灰色で元気がない。これも枯れてしまうのか。

写真8 国見峠から三角点へ登る

伊吹山ではシカの食害で裸地になった斜面が崩壊し、上野登山道は通行止になった。中腹では銃器によりシカの駆除をするとのこと。

御在所岳ではスキー場の国見コース跡が荒れて、目前に岩ゴロゴロの荒れ地が出来ている。これがササ枯れで拡大するのは嫌だなぁ。

写真9 遊歩道にて

シカの糞だらけのスキー場を登れば三角点は登山者や観光客で賑やか。階段を下りて南斜面の遊歩道を歩けば、まだ紅葉が残っている。

写真10 チョウ写真11 遊歩道にて

12:48にロープウェイの短い待ち行列に並び、5分ほどでゴンドラに乗車して下山した。

名鉄ハイキングを調べると24日~26日がハイキング期間とのこと。難易度は最高クラスになっている。多いと感じた登山者のうち何人かは参加者だったのかも。

行程表

8:56御在所ロープウエイ、駅舎前を出発
9:35裏道、工事道路入口
10:08藤内小屋(10:08-10:15)
11:41国見峠
12:14御在所岳三角点
(作成 2023.10.27)