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御在所岳日記

中道と裏道で体力維持登山。少し涼しくなった。裏道登山道では2008年9月の土石流から15年が経過した。

登山日
2023年9月7日木曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

中道

週末の天気予報は良くなかったが、天気予報分布では午前中の北勢地方や滋賀県側が「晴れ」なので出てきた。

ところが、また鈴鹿スカイラインのゲートが閉鎖されている。そんなに雨が降ったかな。満車覚悟で中道駐車場の温泉側へ行ったが、6台しか駐車していないことに驚いた。

写真1 鎌ヶ岳と御在所ロープウエイ

中道を登る。期待に反して曇り空だが風があって涼しい。今日はザックやカメラを変更して荷物を1.5kgほど軽くしたので軽量化を実感できるが、スピードアップは無理な感じがする。もうポンコツだね。ヒザの負担軽減を良しとしよう。

8:30頃に赤いゴンドラが見えたが、御在所ロープウエイは点検作業のために運休中だ。

八合目過ぎのテラスで休憩し、鎖場で下方に登山者2人を見た時点で我に返った。自動運転状態で歩いており、テラス以降の記憶がない。ワンパターンの体力維持登山ばかりでは認知症には良くないかも。

富士見岩までに登山者3人に追い越され、下山者4人に出合った。鳥のさえずりも、セミの鳴き声も聞かないままに山頂部に達した。

御在所岳

山頂・朝陽台では薄日が差して頭がジリジリと熱いが、間もなく雲が厚くなって日差しは止んだ。期待したようには晴れてくれない。

写真2 鎌ヶ岳と伊勢湾方向

山上ホテル跡のベンチから眺めれば、鈴鹿市~津市の海岸線が見えない。雲の下の空間や伊勢湾の海面が暗いので、雨が降っているかも。東風だけど、まさか来ないよねぇ。先週、気象神社(東京都杉並区)にお参りしたばかり。お守りは自宅の神棚にある。雨は勘弁してほしい。

写真3 三角点階段下の標識写真4 観覧車の基礎跡

三角点の階段下にある標識が気になる。先端が通路に飛び出しており、油断すると肩・上腕に接触しそうだ。子供なら顔の位置か。こういうのも点検で排除して欲しい。

涼しい山頂部で見た登山者は8人ほど。写真のベンチには誰もいない。昔あった観覧車の基礎を利用したもので、いつも登山者などが座っているのだが。リフト駅では作業服の人が床下を覗いている。何があるのやら。

写真5 仙ヶ岳方面

山頂の冷気を満喫した。海岸付近にあった雨雲は亀山市に流れ込んでいる。御在所岳には来ないので裏道から下山しよう。

裏道

三角点から国見峠へ下った。ガレ場の入口から直ぐに左の低いササに逃げると踏み跡が出来始めており、下れば明瞭になる。これが最も歩き良いルートのようだ。アカヤシオ見物ならともかく、県境の樹林を下るより気分が良い。

写真6 「天狗の踊場・兎の耳」標識写真7 標識付近にて

裏道を下れば「天狗の踊場・兎の耳」標識が少し移動していた。不要な左上の矢印↑は隠されている。しかし、この標識は何処から引っ張り出したのだろう。

2008年9月の土石流により目が痛いほど真っ白になった河原には、15年が経過してマツ、ススキ、イタドリなど教科書を見るように先駆植物の緑が増えてきた。15年後には緑のなかを歩けるだろうか。自分の寿命を心配する方が先かも知れないが。

「よんの渡し」を通過すると架け替え用資材が準備されている。ありがたいことです。今日のような雨後の日は橋がなければ徒渉に苦労しそう。小峠経由で中道などへ逃げられるが、こんな日に行きたくはなし。裏道では、この付近で登山者1人と出合っただけ。御在所岳にしては寂しい山歩きになった。

行程表

7:12中道駐車場、出発
10:02富士見岩
11:13三角点(11:13-11:41)
12:00国見峠
13:55鈴鹿スカイライン・裏道登山口
14:16中道駐車場、着
(作成 2023.09.08)