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御在所岳日記

体力維持のために中道から御在所岳へ。盛夏となり、良い天気だが登山者は少なめ。

登山日
2023年7月23日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

中道

写真1 御在所岳、中道駐車場から写真2 ネムノキ

中道駐車場に5時15分頃に到着した。駐車率は3割くらい。駐車場の南端から見上げる御在所岳は朝陽の色だ。東側のネムノキの花は終了間近。まだ光が届いていないためか葉を閉じて眠っているように見える。

中道を登って立ち止まれば、朝の大気が冷たいけれど風はなし。何時ものように大汗だ。

写真3 立岩

クモの巣を払って立岩で道草をした。名称のとおりの岩だけれど、立岩の下から振り返れば、ブロントサウルスとステゴサウルスのような恐竜二頭が並んで青空を見上げているような姿だ。

写真4 立岩、右は御在所岳の山頂部

山の向こうから怪獣が現れたように見てしまうのはゴシラ映画の影響だね。立岩には何度か来ているけれど、登山者に出合ったのは一回だけ。誰もいない。

踏み跡を西へ追って中道に戻った。四月の復帰以降、屁っ放り腰だったキレットの通過だが、身体の動きが良くなってきたような気がする。目出度い。

写真5 キンレイカ写真6 シモツケソウ

八合目半を過ぎると、かつては道端にシモツケソウが咲いていたが見つからない。伊吹山でのシカによる酷い食害を考えれば、御在所岳も同様なのだろう。ようやくシカには届きそうにない場所で一株だけ見つけた。

御在所岳

朝陽台にモンキーが置かれていた。農機のようなホイールが何とも。後ほど係員が乗車していたが、出勤時間前なので山頂でお泊まりか。涼しくて良いかも。

写真7 モンキー写真8 トンボ

避暑に来るトンボは少なくなった。帽子を差し出せば飛び込んできそうなほど高密度だったけれど、あの風景を見られなくなって残念。

写真9 ナツツバキ写真10 リョウブ
写真11 ノリウツギ写真12 望湖台から三角点方向を見る

三角点へ向かう。朝陽台から下る坂道の途中ではナツツバキが咲いている。山頂部はどこでもリョウブが良く咲いており、これに混じるノリウツギが一段と白い。今年のナツツバキはツボミが多く、リョウブ、ノリウツギとも花が多いと感じる。

東風に乗って雲が流れてくる。いつもなら雨を心配するが、今日は雲が消えてしまい御在所岳以西は青空だ。

三角点からスキー場の国見コース跡に沿って国見峠へ下りた。この荒れ地の左側の低いササの中にできた道が一番使いやすそうだ。県境の樹林もササ枯れで自由に歩ける(道なし)が、一部がシカの寝床なのか雰囲気がいまいち。

裏道

記憶にあるシモツケソウが残っていた。2008年の土石流以前の大雨で土壌ごと流されたけれど、周辺に僅かながら残っている。登山道から少し離れた場所で姿勢に苦慮しながら撮影していると、不審に思ったのか声をかけれれてしまった。

写真13 シモツケソウ写真14 「天狗の踊場1分、兎の耳3分」の標識

裏道の登山者は普段の日曜日に比べると少なめ。暑いので当然か。兎の耳手前の鎖場で登山者の通過待ちをする必要もない。

慰霊碑前を通過すると標識が立っている。「天狗の踊場↑1分 兎の耳→3分」とある。土石流前にあった古い看板のような気がする。残っていたとは思えないが。当時のGPSの軌跡を見ると、この標識の現在位置から北へ25mくらいの場所を土石流前の裏道が東西に通過していたはずだ。その辺りに、こんな標識が設置されていたような気がする。標識南側の土手の窪みを南へ入れば、天狗ならばともかく、大きな岩がゴロゴロの面倒くさい場所だった。あれから15年が経過した。

藤内小屋でも暑い。日陰でなくてはやっていられない。鈴鹿スカイラインに戻れば、蒼滝トンネル西口の駐車場を占領していた現場事務所が撤去されている。ダラダラ歩いて駐車場に帰着した。僅かな登りだがツライ。

行程表

5:25中道駐車場、出発
8:11富士見岩
9:28三角点、出発
9:47国見峠
11:24藤内小屋
11:58裏道登山口・鈴鹿スカイライン
12:17中道駐車場
(作成 2023.07.24)