御在所岳日記
体力維持のために中道から登った。曇り空で山頂は白いばかり。こんな日でも登山者は多かった。
- 登山日
- 2023年6月24日土曜日
- ルート
- 中道-御在所岳-裏道
中道
中道駐車場に5時20分頃に到着した。準備中に自動車は12台から17台に増えた。
中道を登り始めると若者が来たので道を譲る。当方はカタツムリ登山者。道を譲るように心掛けているが、耳が遠くなったので後を静かに歩く登山者には気付けない。第六感は頼りにならないので、恥を忍んで一時的にドタバタやってもらえると認知できるのだが。
ロープウェイの索道下に来たが、今年はまったくササユリの花を見ていない。昨年はロープウェイのゴンドラから五号塔直下に咲く二株を見ている。
五合目から見上げる御在所岳の山頂は雲の中。白い六号塔が右に傾いて写っているが、気を配らないと水平が傾くのは何時ものこと。レンズの歪みばかりではない。
地蔵岩を通過すると白い小さな花があった。ソヨゴかな。これは雄株だろう。秋に赤い実を見た記憶がない。
七合目でコアジサイを撮影して大きく拡大してみる。軽めの昔のレンズ(50mm F1.4D)を持参したがヨイヨイのジイサンではピント合わせさえも難しい。アタブタ込みだと軽量の長所も活かせないので山歩き用には無理かも。
三時間で富士見岩に到着した。出合った下山者は七合目前後で単独者2人、八合目過ぎで1人。ちょっと少なめだ。後方からの登山者はキレットまで5人に道を譲った。それ以降は25人くらい。こんな天気でも登山者は多かった。
御在所岳
山頂は真っ白で周辺の山々はまったく見えない。汗で濡れたので、ポリエステルの長袖Tシャツが乾くまでは僅かな風でも寒い。直射日光にジリジリと焼かれるよりは良いかも知れないが。今日は三角点までにしておく。
遊歩道沿いのナツツバキの開花はまだ先のこと。6日前より花柄が伸びた。タンナサワフタギはみずみずしい。まだ、ベニドウダンの花が少し残っていた。
三角点からスキー場の国見コース跡を下った。この荒れた斜面は御在所ロープウエイの成果らしい。以前より踏み跡が明瞭になっており、幾らか歩きやすかった。
裏道
上水晶谷からの道に下りるとタツナミソウが咲いている。中道七合目過ぎでは散り始めていたが、こちらは健在だ。記憶が曖昧だが、近年のNHKの放映ではトキワタツナミソウとなっていたような気がする。
旧六合目の崩壊地迂回路まで来ると視界が開けてヤマボウシが見える。終了間近か。
五合目を通過すると沢の上流側に黄色の札がある。登山者の迷い込み防止か。それとも沢の左岸側の登山道(国見尾根新道)が使えないとの意味か。ここから取り付くと左岸に道があり国見尾根へ登れた。上部で山抜けがあり、その後は2008年の土石流の豪雨で荒れたらしい。四つん這いで登る元気はないし、藤内小屋からの直登ルートを使えるので、その後のことを知らない。(鈴鹿:国見岳 2001-07-22)
札にある「MMSCA」は三重県山岳・スポーツクライミング連盟のことだろうか。コロナ禍では登山禁止の上意下達団体としか思えなかったけれど。
鎖場を下りて北谷右岸に渡ると男子高校生の団体が現れた。50人くらいがコンニチハ爆弾をばら撒きながら進む。何処かのサッカー部という雰囲気だが、まったく統制が取れていない。振り返れば鎖場に突入し、下山者が辟易としている様子が見える。
「よんの渡し」では、先週に搬入した丸太2本の加工作業(皮むき?)をしておられる。この辺り、ヤマヒルは大丈夫なのかと気になる。
ナツツバキなど
中道駐車場へ帰る。東側にあるネムノキにはツボミが出来ているようだ。温泉道路(県道)と鈴鹿スカラインの分岐付近にあるネムノキは既に咲いていた。
御在所山の家(閉鎖)へナツツバキを見に行く。階段を登れば左は一ノ谷新道。その入口に七色に咲くアジサイがあったが跡形もない。右にサツキの花を見て建物を廻り込めば、ナツツバキが一輪咲いていた。地面に花が落ちていないので初開花か。今年はツボミが沢山ある。
アジサイを求めて鈴鹿スカイラインで停車した。日向の花では多数の虫が日向ぼっこをしておりゲッ!という感じ。日陰の花へ行った。自動車が通過する度に花が揺れる。(Z6、FTZ、AF50mmF1.4D)
行程表
5:25 | 中道駐車場、出発 |
8:19 | 富士見岩 |
9:21 | 三角点、出発 |
9:46 | 国見峠 |
11:28 | 藤内小屋 |
12:09 | 裏道登山口・鈴鹿スカイライン |
12:34 | 中道駐車場 |