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御在所岳日記

体力維持のために梅雨の合間に中道を登った。山頂にはベニドウダン、サラサドウダンが残っていた。

登山日
2023年6月18日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

中道

中道駐車場に4時30分頃に到着。自動車は10台あり、うち3台で登山の準備中。温泉側はガラ空きだ。名古屋の日の出は4時37分。一年で最も日の出が早い時期になる。

中道を登り始めると早々に下山者1人に出合った。気温は低いが風はなく、汗いっぱいの苦しい歩行がオバレ石まで続く。薄曇りの東の空にはボヤけた太陽が見えるばかり。早朝登山の爽快感とか、この時期には無縁かも知れない。

写真1 御在所岳、中道五合目にて写真2 鎌ヶ岳、中道五合目にて
写真3 タツナミソウ写真4 コアジサイ

七合目を通過し、何時もの所でタツナミソウを見る。隣にはコアジサイ。八合目で鎖を下りると怪しかった木製のはしごが無くなっていた。

残っているベニドウダンの花を見ながら富士見岩に到着。ここまで下山者3人に出合い、後方からの登山者4人に道を譲った。

御在所岳

ベニドウダン、サラサドウダンは花期終盤。残った花はベニドウダンの方が多い。北側斜面の遊歩道には割と残っていた。

写真5 ベニドウダン写真6 サラサドウダン
写真7 ナツツバキ写真8 タンナサワフタギ

遊歩道沿いのナツツバキはツボミが膨らみ始めた。少し白くなっている。

二週間前には良く咲いていたカマツカの花は散って、タンナサワフタギが咲き始めた。花弁より、モジャモジャの白い雄しべの方が目立つ。

写真9 ベニドウダン写真10 遊歩道にて

花が剥き出し状態のベニドウダンを幾つか見つけた。ベニドウダンは葉の下の薄暗いところに花が咲いて、撮影した写真が冴えないと思っていたのだが。葉が少ないのか、小さいのか。

写真11 長者池写真12 ハナニガナ

長者池では、今年もモリアオガエルの卵が水面上の枝にぶら下がっている。御嶽大権現を往復し、三角点のコンクリ階段を登っていると足下にシロツメグサが咲いていた。何処にでもあるね。

裏道

写真13 スギゴケ

三角点からスキー場の北辺を下ると、こんな所にもスギゴケがあった。多数の胞子体が立ち上がっている。

写真14 藤内壁

シカの寝座?から国見峠へ下り、復帰後、2回目の裏道下降をする。ヒザの不安を完全に払拭できないのが辛いところだ。大人しく歩く。11時過ぎに藤内沢の出合いから見上げた。今日も沢山いるような。

「よんの渡し」では橋の架け替えのために丸太の搬入が行われていた。2本目を下方から引き上げているのだが、かなりの長尺モノで難儀している様子だった。橋の存在は有難く、ありがとうとしか言えないのだけれど。

写真15 ナツツバキ

駐車場へ戻り、荷物を置いて御在所山の家(閉鎖)へナツツバキを見に行った。階段の入口左では「山の店」が開店しているが、一見して何を販売しているのか分からない。冷たい缶飲料とかなら買っても良いのだけれど。

階段を登って窓ガラスが割れた建屋の東側へ廻り込めば、たくさんのツボミがあった。成長具合は山頂と大差ないような。

ナツツバキは釈迦入滅時に咲いていた沙羅双樹に例えられた花で、中外日報の16日付けの記事では、沙羅双樹の寺・妙心寺塔頭東林院(京都市)の「沙羅の花を愛でる会」が既に始まっているとのこと。昔々、連れられて行ったが、凡夫には縁がなかったのか盛期を過ぎていた。ここは標高580mくらいだから、まだ開花は先のことなのだけれど。

行程表

4:40中道駐車場、出発
7:35富士見岩
9:25三角点、出発
9:50国見峠
11:38藤内小屋 (11:38-11:52)
12:28裏道登山口・鈴鹿スカイライン
13:48中道駐車場

追記 2023-07-24

昨日のNHKテレビでは、6月下旬の御在所岳の撮影で「ホナガタツナミソウ」が出てきた。植物に詳しいい人は「タツナミソウ」では勘弁してくれないのかも。25日放送予定のNHK BS1の予告編だった。

(作成 2023.06.19、追記 2023.07.24)