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御在所岳日記

天候不順の夏だった。夏休み最後の週末に出掛けた山頂は曇り空で肌寒いほど。

登山日
2014年8月30日土曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

中道

雨量少なめの梅雨が明けると天候不順の夏が来た。盆前には台風上陸、以降も各地で大雨被害。今週は寒気流入で大気が不安定、週間天気予報は確度Aでも遠慮無くヒックリ返える。天気分布予報が午前中は晴れと宣うので出発した。

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6:35、良く晴れた中道登山口の駐車場を出発。スカイライン側の駐車車両は8台、近頃としては異様に少ない。

5月末以来の山歩き。登山道は変わりない。纏わり付く虫がいないので快適。正体不明の大型キノコが目に付く。アカヤシオの結実は良く咲いた割には少ない。澄んだ鳴き声はオオルリか。以前、霧の中から現れた青い鳥をもう一度見たいものだ。

テラスを過ぎた固定ロープ斜面の手前で、イワカガミの小さなコロニーが遂に崩れて消滅した。トンボの相手をしてから到着した山頂は曇り空に変わっている。

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ちびっ子広場に下りると、片隅にスノーマシン PoleCat Kid 2台が引き出されている。LindeでなくSMI製。搭載したベーンポンプで加圧した水を噴霧し、ファンで拡散させる仕掛けらしい。溶接が見苦しいと思うのは日本人の悪い癖か。

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シロヤシオは多数の実をつけている。相変わらず罰当たり感が満載の長者池を経由して御嶽大権現を往復、三角点へ向かうと「鈴鹿国定公園45周年記念植樹 2013.7.21」とあることに気付いた。自己矛盾と稚拙さの二重苦を背負う象徴・鈴鹿国定公園記念碑に近いので心配したが、ネットを探すと資料があった。遺伝的多様性を考えてのことなら良いことと思う。果たして根付くだろうか。【森林施業認定NPO法人・森林の風中部電力

ところで、この附近もササ枯れしそうな雰囲気。5年もすれば素っ裸かもしれない。藤原岳ではハルザキヤマガラシが山頂部に増えているらしい。何が起こるやら。

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三角点からスキー場を下りる。定点観察のミズナラはドングリ少なめ。ドッグランは止めたようで幸い。アゼリア前では三重県のユルキャラが集合していた。写真にないユルキャラを含め6体。うち存在を知らなかったものが4体。大方は暑苦しい着ぐるみだが、緑色で「みそ焼きうどん」を頭上に載せた「かめみちゃん」は空調服と同様に小型ファンで膨らませるタイプ。風量不足なのかフニャフニャしていた。

観光客も登山者も少ない山頂から、薄暗い裏道を下山した。少し雨が当たる。七の渡しで丸木橋を渡り、土石流跡の堆積をパイプ堰堤に近づけば、スズメバチの巣があると書かれている。足を突っ込むとマズイので、しばらくはジグザグの高巻き道を歩いた方が良いかも知れない。

行程表

6:35中道登山口駐車場
9:05富士見岩
11:05裏道下山口
13:14駐車場
(作成 2014.08.31)