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御在所岳日記

寂しい登山道。夏の活気は何処へやら。閏7月、しばらく曖昧な季節が続く。

登山日
2006年8月27日日曜日
ルート
中道-御在所岳-中道

記録

写真1

三重県南部には、昨夜から大雨洪水警報が出されている。夏と秋の高気圧に挟まれ、大気が不安定とのこと。何時、雷雨が来るか知れたものではない。それでも、見上げる御在所岳の山頂は、ひんやりとした霧に包まれているように思われる。希望的観測かな。とにかく歩き出す。

中道を登れば、僅かな風だが涼感がある。聞こえるのは自分自身の足音だけ。あの騒々しいセミは何処へ行ったやら。まとわり着く虫もいない。アカトンボが風に揺られて行くばかり。そして、キレットからは霧の中。

そんなとき、携帯電話に着信、しかし番号非通知。そして圏外表示。山で受信するとき、碌な知らせはなかっただけに、気になって仕方ない。なんだろ ...

写真2

写真3

以前、十字の鎖場や、その先のテラス付近で通話している人に出会ったが、私の携帯電話は圏外と出た。山頂・朝陽台でようやく自宅と通話する。しかし、これといったことはなし。間違い電話か。携帯電話など持ち歩きたくはないものだが。

朝陽台からカモシカセンターへ遊歩道を下ると、ホツツジが咲いていた。春のツツジに比べると地味な花だが、有毒なのだとか。

写真4写真5

こんな日でも、9時を過ぎれば、山頂公園の営業準備が始まる。軽四自動車が遊歩道を走るところは、これも出勤風景というところか。スキーリフトも動き出した

写真6

涼しいのは良いが、濃い霧で何も見えない。雨粒が幾分大きくなり、朝の気象情報が気にかかる。雷雨に出会うのも嫌なので、カメラを仕舞い込んで、中道を引き返した。

しかし、皮肉なことに、中道を下り始めると雨は止んでしまった。時折出会う登山者と天気の話などしながら、ゆっくりと歩く。

キレットでは霧が流れて、ちょいと涼しい。アカヤシオの実はまだ緑色。早く、枯れ葉舞う秋が来ないものか。

行程表

6:20鈴鹿スカイライン・料金所跡
8:19富士見岩
9:38富士見岩
11:29料金所跡
(最終改訂/書式等 2013.09.15)