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霞ヶ浦緑地

2018.11.21

鈴鹿の山を登るための時間を確保できない。病人たちが寝静まった深夜なら長時間の外出も可能なので、コンビナートの夜景目当てに霞ヶ浦緑地へ散歩に出かけた。

写真1 海蔵川を渡る橋写真2 発電所緑地

四日市火力発電所前で名四国道を離れて東側の道へ入り北上する。発電所前のプレハブ小屋はシャットダウン工事の現場事務所か。当然、この時期に人の気配はない。国道の三重橋を左に、発電所の緑地を右に見て海蔵川を橋で渡り、霞ヶ浦緑地の南端に入った。

今夜の月齢は12.5、晴れ、時刻は2:30くらい、風は穏やかなり。

地図の大きさ:600×150 600×300 600×500

地図の大きさ:600×150 600×300 600×500 説明:地図表示について

写真3 霞コンビナート

直進すれば競輪場だが、暗闇を右折して海岸線に出れば、対岸に霞コンビナートの夜景が北へ連なる。夜景の南端奥にはLPGやLNGの巨大貯槽があるはずだが見えない。北端には四日市港ポートビルや空気液化分離装置のコールドボックスが見える。さらに北のコンテナターミナルはクレーンの赤色灯が見えるだけで暗い。

写真4 霞コンビナート
写真5 四日市ドーム
写真6

四日市ドーム付近は灯りがなくて暗いが、対岸の照明があるのでヘッドランプなど点灯不要。このドームは、御在所岳山頂からは太陽光を反射する目障りな巨大建造物として見える。大阪万博後に移設されたオーストラリア記念館跡地のテニスコートを通過するとボート置き場で行き止まり。これを迂回して、再度、海岸線へ。

写真7 霞コンビナート
写真8 霞コンビナート
写真9 霞コンビナート

霞大橋に近づくと真っ暗。この付近、昔は海水浴場だったが、何処から流れ着いたのか海水に油の粒が浮くようになり、利用できなくなった。砂浜は消えてコンクリート護岸に変わり果てた。その真っ暗な中に釣り人2人組。気配もなく、突然に視界に入ってくる。3:30を過ぎたので引き返した。

写真10 霞ヶ浦緑地写真11 オリオン座

見上げればオリオン座が西に傾き、シリウスも南中時刻を過ぎている。ファインダーでは照準できないので、めくら滅法にカメラを空に向けてシャッターを切れば、そのオリオン座が写っていた。カメラの性能向上に驚く。今日はすべて、手振れ防止機能を作動させ、ASA3200相当を上限にしての手持ち撮影。機材はD5500と標準ズームのみ。

写真12 四日市ドーム

4時過ぎ、北へ向かう自転車のおじさんに出合う。何処へ行くのやら。四日市ドーム北口には乗用車が1台。中に人がいるっぽい。海岸沿いの歩道には手摺りやチェーンが設置されているが、外は海面かテトラポッドなので転落したら歩道へは上がれない。

緑地内の照明は少ない。あまり怪しい人には出合わなかったが、ちょっと危ない場所かも知れない。寒い時期なので、木の芽が膨らみ始めるまでは、変質者の出没とか大丈夫だとは思うが。真新しいトイレも見つけたが、花子さんより厄介なモノが出没するかも知れないので、緑地を出てファミマのお世話になった。

四日市市のサイトに「霞ヶ浦緑地」の案内があるが、オーストラリア記念館が撤去される以前のかなり古い内容だ。市役所が、ゆるキャラグランプリに組織票を投ずることに反対はしないが、仕事はしてほしいものだ。

(作成 2018.11.21、OpenLayers2 → 6 に変更 2022.03.20)