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養老:多度山

愛宕神社から健脚コースを登り、車道(展望満喫コース)を下った。帰路には提灯が献灯されている多度大社を参拝した。

登山日
2018年8月19日日曜日
ルート
愛宕神社-多度山-車道

健脚コース

愛宕神社周辺の自動車は6台。ネットフェンスの扉を開閉して健脚コースを登る。植林下の登山道は良く整備されているが、階段道は嫌なようで踏み跡が左右に逃げる。それも五合目まで。尾根に乗り、泥岩なのか角張った小石が散らばる道を登る。旧愛宕神社跡入口の八合目で脈拍を測定すると125位。体調は悪くない。反射板跡の手前で右へ逃げ、ヤング広場経由で多度山頂へ。

多度山

多度山頂には、高峯神社、売店などの建屋があるが、1997年11月にオニギリとアンマンを購入して以降、売店の営業を見ていない。一般車両は車道へ進入禁止と記憶しているが、高峯神社西側まで Googleマップのストリートビューが入り込んでいる。

写真1 展望タワーと名古屋駅
写真2 一宮市・138タワー写真3 三菱電機稲沢製作所・エレベーター試験塔

展望台からは西日を受けた尾張平野が良く見える。木曽三川公園の展望タワーと名古屋駅の高層ビル。その背後は猿投山。左方に見える塔は三菱電機稲沢製作所のエレベータ試験塔か。さらに左には一宮市の138タワーがボンヤリと見える。

高峯神社前で「高峯神社元標」の石標に今更ながら気付いた。昭和八年十月、桑名誓神講社本部などとある。藪をつついてハチなど飛び出すと困るので、今日はここまで。展望台にはスズメバチ注意の貼り紙がある。高峯神社には奉賛会の名義で掲示板があった。

写真4 高峯神社「多度の三本杉」

「多度の三本杉」と題して「剣を持って人を守る鞍馬の天狗、火を防いで人を守る秋葉の天狗、利を通じて人を守る木曾の天狗、三天狗の一神、木曽御岳の天狗、三笠山通利天狗を祭神とする高峯神社の御神木である三本杉、一株より三本を生じ・・・」と続く。

「多度町史」には高峯神社の裏に三本杉があったと書かれている。写真は社前西側のスギを撮しているので二代目か。また、三笠山刀利天から派生したような名前は御岳教の影響か。多度山の天狗の名前を一目連とするものがある。多度山上空には天狗の世界があると書いたモノを読んだ記憶もある。多度山は天狗の棲み処だった。

鞍馬山僧正坊、秋葉三尺坊とともに語られるが、多度山の天狗界はどうなっているのか。福王山の天狗や、桑名の八天狗が三本杉で悪徳商人をこらしめる談合をした(多度町史)という話は面白いのだが。この掲示板、2015年1月はなかったが、昨年8月の写真には写り込んでいた。

車道(展望満喫コース)

写真6 中央地蔵写真7 十二丁石

車道は「展望満喫コース」と命名されているが、それ程には展望に恵まれない。この細い舗装道を乗用車や自転車が上がってくる。写真は中央地蔵。十丁の標石がある。第二見晴台を通過して北向きに歩くと山側の道路脇やや高いところに十二丁の標石を見つけた。何時頃のものやら。

多度大社

写真8 多度大社写真9  多度大社・本宮前

多度大社では提灯祭りの献灯期間の最終日。17時の直前なので、巫女さんが店仕舞いを始めた。まだ、少数ながら参詣者の姿がある。本宮・別宮から帰ると、神楽殿前で関係者が整列し、本宮方向に向かって二礼二拍手一礼。業務終了である。神職はそのままの装束でカバンを持って退社。さすがに巫女さんは着替えをするようだ。

行程表

14:34愛宕神社出発
15:22多度山三角点(15:22-15:40)
16:45愛宕神社
(作成 2018.08.20)