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御在所岳日記

中道から郡界尾根。山頂部でシロヤシオが良く咲いている。シロヤシオを観察しながら山頂部を徘徊した。

登山日
2023年5月24日水曜日
ルート
中道-御在所嶽-郡界尾根-茨谷右岸尾根

中道

6時30分頃に中道駐車場に到着。自動車を数えれば11台だけ。登山口には一の谷山荘のリニューアル開業の広告があった。

写真1 一の谷山荘の広告写真2 風に葉が落ちている、オバレ石付近にて

快晴だが風が強い。22日~23日は山頂で15m/s以上の風が吹いた。新緑の新しい枝が折れて落ちている。

写真3 ヤマツツジ写真4 コアブラツツジ

五合目のヤマツツジは何故かいまだにツボミのままだ。隣ではコアブラツツジが咲いている。

写真5 ヤマツツジ写真6 ベニドウダン
写真7 サラサドウダン写真8 地蔵岩

地蔵岩の手前にて、頭上にベニドウダン、サラサドウダンの花が風に揺れていた。風の合間を待って写真撮影をするので先へ進まない。

写真9 テラスにて写真10 シロヤシオ

シロヤシオは七合目過ぎでは散っていたが、八合目手前から良く咲いていた。この付近から視界が開けるので、そのように感じるのかも知れないが。

御在所岳

写真11 シロヤシオ、山頂部にて

山頂・朝陽台でもシロヤシオが良く咲いている。散り始めた花もあるが見頃に違いない。シロヤシオの花見に山頂部を徘徊した。

写真12 シロヤシオ
写真13 シロヤシオ写真14 シロヤシ

シロヤシオの花を覗き込めば斑点状の蜜標がある。左の花は赤色(紅、紅紫...)。右の花は緑色で花弁上部が僅かに赤い。

写真15 シロヤシオ

こちらは同じ枝に咲く花だが、蜜標の色が違うような。何でだろう。

写真16 シロヤシオ写真17 子宝石

この花の蜜標は目立たない。徘徊していると子宝石に再会した。一時期、転倒していたが立て直されたようで何より。もう、賽銭を入れてくれる人は来ないだろうけれど。

写真18 ベニドウダン、サラサドウダン写真19 シャクナゲ

開花時期が早いと思うが、ベニドウダンもサラサドウダンも花が鈴生り。望湖台北側のシャクナゲはまだ良い状態で咲いている。

写真20 シロヤシオ写真21 ヤマツツジ

国定公園記念碑付近にあったシロヤシオは左右の木で少し色味が違う。左は全体に赤っぽい。花を見れば蜜標は緑色だ。右の普通に白いシロヤシオの蜜標は赤色だった。全体の色の違いは葉の色によるものか。

東屋に下りればヤマツツジが良く咲いている。四月中旬には菰野富士北側の標高250m付近で咲いていた。これが六週間を経過して御在所岳の山頂で咲いている。一週間で160mくらい咲き上がっているが、アカヤシオの開花前線の上昇と大差ないスピードだ。

写真20 シロヤシオ写真21 ヤマツツジ

御嶽大権現方面へ歩く。左は如何にもシロヤシオという木。右は咲き方がおかしい。見ると中央がサラサドウダンで、左右はシロヤシオというサンドイッチ構造になっていた。南側からは全体がシロヤシオに見えるけれど。

写真22 シロヤシオ写真23 シロヤシオ

右のシロヤシオは赤っぽくて、蜜標の色は赤、花弁は薄く赤色が混じっている。このようなシロヤシオの花を時々見るが、記憶では傷んでいるように見えるものが多い。蜜標や花弁の色は、まだ事実関係を整理できないなぁ。

郡界尾根・茨谷右岸尾根

御嶽大権現から郡界尾根を下る。強風も吹いたのでシャクナゲの花が散っている頃だ。

写真24 郡界尾根にて写真25 郡界尾根にて

そして現場へ行けば普通に散っており迫力不足。2001年5月26日の郡界尾根(鈴鹿:御在所岳 2001-05-26)では、シャクナゲが散って絨毯のようだった。それ以降は再会していない。日射の有無による印象の違いか、或いは記憶のなかで美化されているのかも知れないが。

沢谷峠に下りて茨谷右岸尾根を急下降する。水平になったところで前方に立入禁止のテープがあった。2021年にYAMAPが全国第二位の「迷いやすい」地点とした場所だ。滑りやすい道を武平峠雨量中継局の施設まで下りて鈴鹿スカイラインに出た。右ヒザの状態に支障なし。あとは鈴鹿スカイラインを歩くのみ。

行程表

6:38中道駐車場、出発
9:38富士見岩
12:03御嶽大権現から下降開始
12:39沢谷峠(雨乞岳登山道)
13:09武平峠雨量中継局・鈴鹿スカイライン
14:20中道駐車場
(作成 2023.05.25)