1. 鈴鹿山脈/登山日記

  2. 山行記録
  3. 2023年4月17日

御在所岳日記

中道から。風が強くて寒い日。アカヤシオの開花前線は八合目付近にあった。山頂では微妙だけれど開花していた。

登山日
2023年4月17日月曜日
ルート
中道-御在所嶽-ロープウェイ

御在所岳

9時過ぎに駐車率5割の中道駐車場に到着した。流れる雲は速くて少し肌寒い。今日もアカヤシオの花見で中道を登る。

写真1 アカヤシオ、地蔵岩にて写真2 アカヤシオ、キレットの手前にて

五合目までのアカヤシオの花は多くもないが少なくもない。この区間は驚異的な早咲きだった。こんな年は木ごとの個体差で開花時期が分散して、花の密度が低く見えると思っている。木によっては花・ツボミが少ないが、散ったわけでもなさそう。

御在所岳を見上げれば、八合目付近までアカヤシオの花色が見える。少しもの足りないのは開花が進んでいないためか。表年かな。

写真3 アカヤシオ、950mにて写真4 アカヤシオ、七合目にて
写真5 アカヤシオ、溝道で見上げる写真6 アカヤシオ、八合目にて

風が強いキレットを通過。ロープウェイに赤いゴンドラが見えない。強風による運休か。右ヒザの負担軽減でロープウェイ下山の予定だったが仕方ない。

木梯子を登って正面のアカヤシオはまずまず。ここ(950m)から溝道のハシゴ(1095m)の手前まで良く咲いていた。低調だったタムシバは見えない。

最後の花は八合目の直下と、八合目~テラスの途中にあった。開花前線の位置は1107mくらいにあり予想ほど上昇していない。8~9日の降雪を伴った小規模な寒波以降は平年並みの気温だったので、ツボミの成長が減速して開花前線の上昇が遅れたのだろう。それでも例年より早い開花だが。

写真7 痛んだアカヤシオ、山頂・朝陽台にて写真8 アカヤシオ、レーダードーム東側

山頂・朝陽台の例年は早咲きするアカヤシオが開花状態にない。或いは開花したが強風で散ったか。寒波で褐変したツボミが多数あり、被害を受けなかったツボミを膨らませてはいる。レーダー東側では既に開花しているが勢いを感じられない。他に開花目前の木が幾つかあった。まだ、4月17日なので山頂の開花も例年比でかなり早い。

そんな朝陽台の広場に観光客が上がってきた。ロープウェイは毎時0分と30分の間欠運転をしているらしい。タンカーの接岸基準ではないけれど風速10m/s以上は確実にあると思う。時刻の都合が良いので、早々にロープウェイで下山した。

湯の山温泉

写真9 ハナノキ写真10 ハナノキ
写真11 ハナノキ写真12 ハナノキ

ロープウェイ駅から温泉街を歩いて中道駐車場に戻る。まずは三嶽寺。ヒザの具合が良くなるように薬王不動明王に参拝してハナノキを眺める。まだ赤い新芽の状態だ。

写真13 シャクナゲ、大石橋にて写真14 石像、大石橋左岸側にて

大石橋のシャクナゲが良く咲いている。そして前回に気付いた左岸側の石像。近寄りにくいが、装束は地蔵菩薩ではなくて御嶽教の神像っぽい。ここは表道経由で山頂の御嶽神社に登る参道だったのだから。この上の「一心堂」も御嶽教を思わせる名称だった。

行程表

9:18中道駐車場、出発
12:02富士見岩
(作成 2023.04.18)