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御在所岳日記

アカヤシオの花見登山と Garmin eTrex32x の試運転。中腹のアカヤシオは良くない。そして、山頂の朝陽台では早くもアカヤシオが開花していた。試運転は問題なし。

登山日
2022年4月20日水曜日
ルート
中道-御在所岳-峠道

中道

七時前に中道駐車場を出発した。平日だが、次々と自動車が入り、駐車率は5割を超えたように見える。そして、見上げる弥一ヶ岳にはアカヤシオらしい花色が見えない。

写真1 アカヤシオ、裏道分岐直前写真2 アカヤシオ、オバレ石
写真3 立岩にて写真4 いつもの撮影ポイントに花はなし

この時期、中道で最初にアカヤシオに出合う650m付近ではかなりの花が散っている。それ以降、キレットまでのアカヤシオは不調だった。良く咲いているものはあるが、木によって花の数にバラツキがある。先週の土曜日は小笠原諸島を通過した台風1号による強風が吹いたが、それほど花が散った様子はない。花そのものが少ないようだ。

写真5 アカヤシオ、木梯子を登ったところ写真6 七合目から見上げる中道
写真7 アカヤシオ、八合目は紅いツボミ写真8 テラスにて

キレットを通過して木梯子を登れば、いつものタムシバは良く咲いているが、その下のアカヤシオには花が少ない。毎年、この木は良く咲くのだけれど、これ程に花が少ないことは余り記憶にない。

七合目から見上げる中道には、ほとんどアカヤシオは咲いていない。登れば良く咲いている木を見るが、まだ時期的に開花には早いようにも思える。それでも、中道の開花前線は八合目下の1098mに達している。鎖場を通過すると、登山道脇に開花直前の紅いツボミを見る。中道から離れた所では既に開花していた。

御在所岳

富士見岩で山頂遊歩道に飛び出せば、日当たりの良い場所ではアカヤシオがツボミを膨らませている。そして、いつもの早咲きの木は既に開花していた。びっくり仰天。

土山、四日市の平均気温と平年値

さすがに山頂での開花は早過ぎるように思うが、それも必然か。残雪は多かったが、3月以降は暖かい気温が続き、強い寒波もなかった。早咲きチャンピョン達は早々に開花し、マジョリティはこれから開花という時機なのか。

開花の資源である花芽は前年の夏~秋に形成されるらしいので、春先の気温の高低は花の多寡に無関係のはず。既にツボミの数は確定しているが、それでも気温が高い年はアカヤシオの開花が不調になるように思われる。今年はどうなるだろうか。

写真9 朝陽台のアカヤシオ写真10 ヒメイチゲ
写真11 三角点写真12 タムシバとシャクナゲ

ヒメイチゲが咲き始めた。開花時期は少し早いか。三角点の標石を覗き込む。ICタグがないように見えたが、点の記を調べると「ICタグあり」になっている。何処に埋め込んであるのだろう。その後、国土地理院のユピタキス何たらはどうなったのか。

望湖台へ向かう。北側のシャクナゲはツボミが少なめ。日野町観光協会によれば、「ほんしゃくなげ群落」のツボミは例年より少なめと発信している。ここも同様か。温泉道路の大石橋付近では良く咲いていたのだが。

写真13 望湖台から

望湖台から直下の地獄谷源流部を見下ろせば、タムシバの花がたくさん。流れる雲に斜面が暗転明転すれば、タムシバの花が白く輝くよう。ちょっと感動した。

峠道

武平峠へ下れば、早々にアカヤシオの花に出合った。1090m地点だ。それ以降の花数はまずまず。絶好調ではないけれど。

写真14 アカヤシオ写真15 アカヤシオと鎌ヶ岳
写真16 武平峠のヤマザクラ写真17 武平峠のヤマザクラ

前回、登山道にあった倒木は大方が片づいていた。有難いことです。折れた枝は多少なりとも撤去したけれど、ノコギリが必要な大物には手を出しようがなかった。

武平峠に近づくとヤマザクラがある。アカヤシオとヤマザクラは棲み分けしているように見えるので、このヤマザクラは気になっていた。何処にあるのかと行ってみると、武平峠から鎌ヶ岳方向へ15mほど登った登山道の左脇にあった。

鈴鹿スカイライン

通行止で排気ガスがない鈴鹿スカイラインの真ん中を歩く。三ツ口尾根(三ツ口谷左岸尾根)の高い位置ではアカヤシオが咲いている。三滝川沿いの低い位置にはヤマザクラが見える。鈴鹿スカイラインを降ると、散り始めているが、道路脇にヤマザクラが増える。地質図を見ても花崗岩地帯には違いないのだけれど。

写真18 アカヤシオ、三ツ口谷堰堤にて写真19 ミツバツツジ、三ツ口谷堰堤にて

三ツ口谷堰堤のアカヤシオは少し寂しい感じ。駐車場に帰ると満車になったようで、迷惑なところに自動車が放置されていた。

eTrex32xの試運転

地図の大きさ:600×150 600×400

地図の大きさ:600×150 600×400 説明:地図表示について

並行輸入品の Garmin eTrex30(使用期間:9年8ヶ月)は操作部の樹脂製ベルトに穴が開いた。指先を使えば操作可能だが、さすがに煩雑なので、二世代新しい eTrex32x に交代。今日は試運転だ。

GPS + GLONASS を受信し、軌跡取得の設定は「自動-標準」。取得したポイント数は1400点余りで、kmlファイルに仕立てると28KBと大きいので間引きしたいところだが、無編集で地理院タイルに貼り付けてある。何故か長者池付近の軌跡に問題があるが概ね良好。谷道での精度に興味があるが、またいずれ。

行程表

6:57中道駐車場、出発
10:04富士見岩
10:45御在所岳・一等三角点
11:33遊歩道・峠道下山口
12:43鈴鹿スカイライン
13:42中道駐車場、着
(作成 2022.04.21)