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御在所岳日記

梅雨の晴れ間の体力維持登山。疲れたので武平峠経由で下山した。

登山日
2020年6月20日土曜日
ルート
中道-御在所岳-峠道

御在所岳

6時30分に中道駐車場を出発。既に駐車場は一台分の駐車場所を残すのみ。

ウグイスの囀りを聞いて登る中道はコアジサイが咲く地味な季節だが、自粛の反動か、意外と多くの登山者に出合う。登山道は整備されて幾らか歩きやすくなったが、十年前の3割増しの時間で富士見岩に到着。梅雨前線が南下しての晴れ間のこと、疲れたが風が涼しくて気持ちよい。

写真1 コアジサイ写真2 御在所岳 五合目から
写真3 タツナミソウ写真4 モウセンゴケ

山頂遊歩道を歩けばベニドウダンなど僅かに残っているが、次の季節の花はまだ見当たらない。疲れたので裏道を諦め、三角点をパスして峠道を下る。御在所岳で音を上げるようでは「年貢の納め時」か。セミが鳴き出した。珍しくトレランの単独女性が下ってくる。真っ黒な装束だが、スズメバチ接近の恐怖を思うと止めとけば良いのにと思う。大きなお世話か。

写真5 ベニドウダン写真6 サラサドウダン
写真7 タニウツギ写真8 チロリン村跡にて

鈴鹿スカイラインを歩けばウツギが咲いているが、今年は少なめかも。百間滝橋の東側では落石対策工事で片側交互通行。工期は11月26日まで。

駐車場に帰り自動車で出発するとパトカーがやって来た。中道駐車場前の駐車違反車両に毎度の警告書か。罰金徴収の方が収入あり、アナウンス効果ありでオススメなのだが。三重県警を激励しようと当該ページを見ると、令和元年8月1日付で鎌ヶ岳下山時の遭難救助について御礼状が掲載されている。夜間雷雨の中「胸まで水に浸かりながら対岸まで」とは宮妻峡側のことか。

コース定数と消費エネルギー

最近のガイドブックには体力の指標としてコース定数が記載されている。御在所岳(中道~裏道)のコース定数は「三重県の山」が18、ヤマケイオンラインで計算すると20。数値が20前後なら一般的な登山者向けルートと判定するらしい。

ヤマケイオンライン(要会員登録)で御在所岳の所要時間、コース定数、消費エネルギーを計算してみた。消費エネルギーの計算条件は体重+荷物で75kg(設定値)。設定値の変更方法は不明だが、消費エネルギー = コース定数×(体重+荷物) なので登山者の体重に応じた消費エネルギー計算は容易。

ガイドブック「三重県の山」記載のルート(中道登山口>富士見岩>裏道分岐>遊歩道経由三角点往復>裏道分岐>裏道登山口)で計算すると、所要時間 4時間40分、コース定数20、消費エネルギー1,500kcal。年寄りの一日の基礎代謝分くらいはある。

自動車を回収するために、裏道登山口から中道登山口まで鈴鹿スカイラインを歩いて戻ると、所要時間 5時間5分、コース定数23、消費エネルギー1,725kcal。

峠道の下山(中道登山口>富士見岩>裏道分岐>遊歩道経由三角点>御嶽大権現>武平峠>旧道>中道登山口)は、所要時間 4時間、コース定数18、消費エネルギー1,350kcal。

表道の下山(中道登山口>富士見岩>裏道分岐>遊歩道経由三角点>表道>旧道>中道登山口)は、所要時間 3時間55分、コース定数18、消費エネルギー1,350kcal。

一ノ谷新道の下山(中道登山口>富士見岩>裏道分岐>遊歩道経由三角点>一ノ谷新道>中道登山口)は、所要時間 3時間40分、コース定数17、消費エネルギー1,275kcal。

新型コロナウイルス(COVID-19)の状況

19日に県境越えの移動自粛が解除された。早くも武平峠に「なにわ」ナンバーの貸切バスが駐車していたが登山者の団体とは出合っていない。未だ国内では50人以上の感染者数がほぼ毎日公表されている。なお、鈴鹿市は鈴鹿山渓への入山自粛を継続中らしい。解除の情報を見つけられなかった。

行程表

6:30中道駐車場
9:12富士見岩
10:18峠道下山口
11:11鈴鹿スカイライン
12:07駐車場
(作成 2020.06.23)