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御在所岳日記

アカヤシオの開花前線は中道の七合目を過ぎた。しかし、前線通過後の開花は進んでおらず、花の数は少なくて寂しい。

登山日
2020年4月26日日曜日
ルート
中道-御在所岳-峠道

御在所岳

写真1 日の出、中道駐車場写真2 御在所岳

日の出の時刻、閉鎖を危惧した中道駐車場に自動車が4台あった。うち2台から単独の登山者が出発して行く。残りの2台は既に空だ。面子は名古屋2、岐阜1、鈴鹿1。四日市の住民だが鈴鹿ナンバーが羨ましい。

アカヤシオの様子を見に来たが、見上げる御在所岳には花の色がほとんど見えない。4月は気温が上昇せず、先週後半は3月下旬頃の気温に下がった。アカヤシオの開花は進展せず、膨らみ始めた山頂部のツボミは凍り付いただろう。

写真3 中道五合目の手前

中道五合目の手前にて。例年、花を咲かせて目立つ木だが寂しい。4日前に比べると開花は進んだが、これで満開だろうか。

写真4 地蔵岩付近

地蔵岩付近にて。やはり、キレットまでアカヤシオの花が少ない。単独の登山者が黙って追い越してくれた。

写真5 アカヤシオをタムシバ写真6 七合目過ぎのアカヤシオ

キレットを通過し木梯子(木製階段)を上がったところでタムシバとアカヤシオを見上げるが寂しい。4日前に開花目前と思えた七合目はツボミを膨らませて立ち往生だが、その先で咲いていた。フライングっぽいが本日の開花前線は1020m。

山頂朝陽台に上がると何時ものアカヤシオはツボミが赤い。周辺はまだ固いが寒波の被害はどうか。三角点をパスして武平峠に下った。峠道の開花前線は1010m。御在所岳のアカヤシオはこれからが本番。表年を諦めてはいないが、分が悪そうだ。

出合った登山者は中道7人(6組)、山頂遊歩道5人(4組)、峠道15人(4組)。目が合えば黙礼で済ませたが、接近されたり話しかけられたりする。「社会的距離」が何故か通用しないので、以降は無愛想に通過するのみ。

新型コロナウイルス

午後の天気分布予報は雨だが、戻った中道駐車場はほぼ満車。県外ナンバーが7割。「都道府県をまたぐ移動自粛のお願い」や「3つの密を避けましょう」の貼り紙がある。自動車に缶詰状態で自宅と登山口の間を直行直帰なら問題ないと思うが、出合った登山者の緩さ加減が気になる。菰野町が駐車場を閉鎖しても文句を言えない。

また、中道登山口に「山岳スポーツ愛好者の皆様へ」が掲示されていた。「山岳スポーツ行為を厳に自粛」というお願いだ。地元への感染拡大阻止は理解できるが、それが自粛に直結してしまうことはどうかと思う。

感染したくないし、地元に迷惑をかけたくもない。しばらくは接触機会の低減を意識して近くの山に入ることになりそう。リタイア後、社会との接触が少なくなったが、お前も危機意識が低い(緩い)と叱られるだろうか。

行程表

5:15中道駐車場
8:06富士見岩
9:00峠道下山口
9:44武平峠
9:52鈴鹿スカイライン
11:01駐車場
(作成 2020.04.27)