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  3. 2016年4月16日

御在所岳日記

中道登山道のアカヤシオは970mまで開花。今年はかなり開花が早い。ヒザを痛めたているので下山は御在所ロープウエイにて。

登山日
2016年4月16日土曜日
ルート
中道-御在所岳-ロープウェイ-蒼滝不動

中道

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6:20に中道登山口の駐車場に到着。既に八割は自動車で埋まっており、出発して行く登山者で活気がある。中道に入って見上げると、アカヤシオはキレットの先まで咲いている。4月上旬の気温が高かったためか、今年は開花が異常なほどに早い。

花見向きのアカヤシオは五合目(850m)の展望台まで。その先は開花していても花数が少ない。(定点観察:地蔵岩の日蔭美人は5つもツボミを付けている。4号杭の株は期待したほどではないが花やツボミが多い。)

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キレットを通過して木梯子を登ると、正面のアカヤシオ(950m)はまだツボミだ。その上ではタムシバが多数の花を付けている。背後の尾根北面のアカヤシオは既に開花。歩けば、その先に開花したアカヤシオがあるので、本日の開花前線は970mとする。このデータを「アカヤシオ/鈴鹿山脈・御在所岳周辺にて」の開花前線グラフに追加した。

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溝道を登ってロープウェイ側を覗き込むとアカヤシオのつぼみは赤いが、テラスや中道出口の富士見岩ではツボミが堅く開花まで時間がありそうに見える。

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しかし、山頂・朝陽台の早咲きチャンピョンのアカヤシオは既にツボミの先端が赤い。早期に膨らんだツボミが4月下旬の寒波に晒されると、2009年のように御在所岳上部のアカヤシオは全滅しかねない。表年の花見を楽しめるよう、強い寒波が来ないことを祈るばかり。

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御在所岳の山頂部では、蛭ヶ野高原から移植された芭蕉園のミズハショウはまだ咲いていない。カタクリは一輪、ザゼンソウは4個ほど。連休に比べると少ないが、良い身なりをした観光客や登山者が多い。半袖Tシャツと作業ズボンの親父は身の置き場なし。痛めて以降、様子見のヒザで下山するのは嫌なのでロープウェイを利用。1240円也。

ロープウェイなど

ロープウェイの所要時間はゴンドラ内の放送では12分だが、御在所ロープウエイのサイトには15分と書かれており、実測も15分程度だ。展望を楽しめるように、昔のように18分でも良いのだが。見下ろすと、今年も伐採作業が行われている。作業現場はキレット南側で電線路を西進している。

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湯の山温泉に降りて、ホテル湯の本前から放置された蒼滝遊歩道に入るとドウダンが良く咲いている。終点から蒼滝を眺め、少し戻って石組みから斜面に取り付く。ガラス片に気を遣いながら登り着いたところは尾根上の廃屋。東に進めば廃棄された放送施設、西進すれば霊神碑や不動明王の小祠があり蒼滝不動に到着する。

蒼滝不動の茶屋は営業されない状態でかなりの時間が経過した。東海自然歩道を西進すると、大石公園手前の建屋が撤去されている。名称は青嵐荘だったか。

その大石公園に人だかりがある。レフ板を持ち歩いているので何かの撮影か。カメラを向けると腕で×印をつくったスタッフが飛んでくる。公園を占領しているにも係わらず何の説明もない。いつもながら、この種の連中の神経が解らない。

遠回りだが石段を登る。三鈴荘ではシャクナゲのツボミが赤い。その西で一時はヌード劇場をやっていた建屋も解体されている。車道に出て、看板が残る一ノ谷茶屋跡を通過、駐車場に戻った。登山地図には相変わらず蒼滝茶屋や一ノ谷茶屋が記載されている。「蒼滝茶屋(廃業)」とか、「一ノ谷茶屋(撤去済)」とか書くなら解らないでもないが。

行程表

6:26中道登山口駐車場 出発
9:34富士見岩
11:20御在所ロープウェイ乗車
12:50駐車場
(作成 2016.04.17)