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  3. 2014年4月12日

御在所岳日記

アカヤシオの季節が始まった。年毎に表裏が繰り返すなら今年のアカヤシオは裏年。しかし、良く咲いているように見えた。ツボミも充分にある。天候に恵まれれば花見を楽しめる春になりそうだ。

登山日
2014年4月12日土曜日
ルート
蒼滝駐車場-蒼滝不動-中道-御在所岳-裏道-蒼滝-蒼滝駐車場

蒼滝不動周辺

蒼滝公共駐車場に7時前に到着。まだ1割程度の入り。ここから御在所岳へは、2008年の土石流で蒼滝下流の遊歩道(東海自然歩道)が崩壊し、渓谷入口に大型堰堤が居座って以来、駐車場南側からロープウエイ駅行きの車道に登る(東海自然歩道迂回路)しかルートがない。

それを登れば向陽前で建屋が撤去されている。湯の山大橋の工事か。ホテル湯ノ本前でドウダンの白い花を見る。このまま進み、ロープウエイ駅を右に見て行けば裏道だが、例年のコースへ入る。

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湯ノ本の北側駐車場奥の遊歩道(の残骸)には道沿いにドウダンが植えられている。ここは朝しか日当たりが無く、まだ咲き始め。終点から蒼滝を眺め、少し戻って南側斜面に取り付く。滝見茶屋でもあったのかササ枯れの小広場から蒼滝不動の尾根に登る。尾根上を西進して蒼滝不動で裏道と東海自然歩道に出る。

中道への近道のつもりで東海自然歩道を西進し、キリシマミドリシジミの案内板(これも残骸)から鈴鹿スカイライン(国道477号線)の蒼滝トンネル西口に上った。途中、2号塔への入口があるが、ロープウエイ施設への立入禁止標識が立っている。

中道

スカイラインを歩いて中道登山口へ。満杯の駐車場の背後、弥一ヶ岳(長石尾根末端)にはタムシバの白い花にアカヤシオの薄紅色が混じって見えた。タムシバの花が意外と多いので、アカヤシオも良くなるかも知れない。

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中道を登れば、アカヤシオの開花は裏道への連絡路分岐の手前(700m)まで。オバレ石でも花を一輪見たが、開花と呼ぶには少し早い。タムシバの花はキレット附近まで。木梯子を登れば白いツボミが開花を待っていた。

地蔵岩のアカヤシオ(定点・日蔭美人)は3年連続でツボミがないが、4号杭、テラスのアカヤシオは思いのほか多数のツボミをつけている。

御在所岳

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山頂・朝陽台ではバイカオウレンが咲き始め。ミズバショウ園に下りたが花はなし。これも蛭ヶ野産か、ザゼンソウが数株咲くだけ。池では氷の下でコイが動かない。

裏道・蒼滝

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山頂三角点から国見峠に下りて裏道を歩く。毎度のことながら岩が多くて歩きにくい。写真は四の渡しを過ぎて以降のもの。周辺の花が多くなった。

蒼滝不動手前で階段を下りて蒼滝へ。土石流で蒼滝下流側の遊歩道が崩壊したので、帰りは階段を登ることになる。観光客の姿なし。対岸の茶店は橋が落ち、荒れたまま放置されている。遊歩道が復旧される気配はない。

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湯の山温泉のサクラは平野部に一週間ほど遅れて満開になった。土産物屋など物色し、ゆるりゆるりと歩いて駐車場へ戻った。花見には良い春になりそうだ。花粉症が治まらず、六十肩も辛いが出かけない訳にはいかぬ。

行程表

6:53蒼滝公共駐車場
7:48中道登山口
10:14富士見岩
12:22山頂三角点を出発
12:41国見峠
14:20鈴鹿スカイライン裏道登山口
16:01蒼滝公共駐車場
(作成 2014.04.13)