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御在所岳日記

強風の御在所岳に登った。中道のアカヤシオは970mまで開花してはいるが、開花の熱気のようなモノが感じられない。低温と強風に痛め付けられたようだ。4月下旬が好天に恵まれれば、良い表年になると期待している。

登山日
2013年4月21日日曜日
ルート
中道-御在所岳-裏道

鈴鹿スカイライン

写真1

鈴鹿スカイラインの三重県側は通行止が解除されたが、滋賀県側は入れない。旧料金所の駐車場工事も、滋賀県側工事も連休には間に合わない様子だ。

雨上がりの朝、自動車を蒼滝トンネル西口の駐車場に置いた。強風に大きく枝が揺れている。駐車中の自動車は4台。

旧料金所から見上げる弥一ヶ岳のアカヤシオは花色が冴えない。早い開花だったが、先週は気温が乱高下して花が痛め付けられ、開花が進まなかったようだ。

中道

写真2写真3
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中道は裏道連絡路の分岐までは良く咲いているが、オバレ石以降は開花のバラツキが大きい。気温の乱高下のため、株毎の個性差が大きく現れたのか。トップランナーが開花前線を押し上げるが、後がついて行かない様子だ。したがって、花の集団は850m辺りまでだ。地蔵岩の手前では強風によるものかツボミが落ちている。

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キレットでも咲いているが大方はツボミ。数が多くて期待を持てる。木梯子を登っていつもの「健康優良児」に対面すれば、ここにも大量のツボミだった。この先で最後の花を見て、開花前線を970mとした。テラス(1100m)のツボミは堅い。

山頂朝陽台

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驚いたことに、いつも開花の早い株がツボミを赤く膨らませていた。近くでは、昨夜からの雨で氷漬けのツボミもあるのだが。こんな年は開花時期が揃わない。

風が強くて陽射しがない。寒いので早々に逃げ出した。ロープウェイは強風のためか運休しており、駅舎のシャッターは降りたまま。頼りにならない施設だ。

裏道

写真12写真13

国見峠から三重県側に下りると風も静かになった。降りるに従って青空が見え始める。藤内小屋にはエンジン音が戻っていた。

備考

三重県の観測データ(御在所)によれば、昨夜からの気温は明け方から急速に冷え込み、9時の氷点下1℃が最低気温だった。21日の夜はさらに厳しい寒気が入っている。

行程表

8:28蒼滝トンネル西口駐車場
8:40鈴鹿スカイライン・旧料金所
10:37富士見岩
11:03遊歩道出発(裏道9合目)
13:14鈴鹿スカイライン
(作成 2013.04.22)